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放置という結論

秘宝について調べ始めたギラ達。

他の秘宝を破壊しようかという事も考えた。

だがその手間と労力から秘宝は放置という答えを出す。

そしてあの秘宝とどうやって戦うかを考える。


「結局放置するのか」

「そんな手間かけられませんよ」

「でもだとしたらどうやって戦います?」

「あの江似愚魔は凄い再生力でしたよ」


問題はそこだ。

あの驚異的な再生力がある限り簡単には話は進まない。


「うーん、再生自体を止められれば…」

「それなら以前の魔物から覚えるもので再生を止める魔法とかないんですかね」

「そんなものは…ありそうね」

「再生を止める魔法ですか」


以前モレーアからリックが教わったあれ。

あれを使えば再生を止める魔法を習得出来るかもしれない。


だとしたらその魔物を探す事になる。

とはいえどんな魔物なのか。


それについて調べるべく一同はバドカへと行ってみる事に。

そこで魔物について調べてみるのだ。


「それでバドカに行くわけね」

「ええ、あそこなら何かあるかも」

「まあ大図書館なら何かあるだろうな」

「再生を止める魔法、あるといいね」


そうしているうちにバドカへと到着する。

その足で大図書館へ向かい、魔物についての本を探す。


それらしき本を見つけ、再生を止める事に関係していそうな魔物を探す。

するとそれらしき魔物の記述を発見する。


「こいつなんかそれっぽくないか」

「えっと、魔蛇ヴリトラ、その毒には傷を回復させない力がある」

「まさにそれっぽいな」

「でも聞いた事がありませんわ、どこに出現しますの」


記述を読み進める。

どうやら希少な魔物のようである。


過去に確認されたのは砂漠や高原など。

だが大きな魔物にも関わらず発見は容易ではないという。


「大きいのに隠れるのが上手いっていうのか」

「どうします?探しにいってみます?」

「可能性があるなら行く?」

「どうしますかっ」


当然行ってみる事で一致する。

とはいえ目撃情報は複数ある。


高原だったり砂漠だったり。

どちらも開けた地形の場所である。


とりあえず生息していそうな場所。

だがそう簡単に事は進まないだろう。


どこから行ってみるかを考える。

開けた土地なら姿さえ見つかればあとは簡単なはずだ。


「そういえばヴリトラって強いんですかね」

「強いと思うぞ、蛇の魔物では最強クラスに当たる」

「わお、だとしたら油断は出来ませんね」

「噛まれると傷が回復しなくなるんだよね」


恋夜曰く、蛇の魔物では最強クラスという。

そんな相手に簡単に勝てるとは思えなくなる。


「まあそれでも行くだけ行くか」

「ですね、噛まれなければいいだけです」

「簡単に言いますけど…」

「私もついてますしなんとでもしてあげますよ」


こういうときのギラは頼もしいものだ。

相手に対して容赦がないからこそである。


「まあ見つからなかったらそういう事で」

「やれやれ、一応行くぞ」

「ですわね、行動あるのみですわ」

「なんか不安だ…」


こうしてヴリトラ探しにいく事に。

最強クラスの蛇の魔物が相手である。


強い相手になると燃えるのはギラの楽しみ方なのである。

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