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骨の裏側

大地の骨について調べるギラ達。

今回はウルゲント側の遺族に接触を試みる。

それから何が見えるのか。

それは腐敗とは程遠い現実なのか。


「ここですね、すみませーん」

「いますかね」

「情報通りならいるはずですけど」

「本当は気が進みませんが」


少しして中から見た感じ40ぐらいの男性が出てくる。

ギラは単刀直入に本題を切り出す。


「えっと、どちら様ですか」

「過去に身内を無実の罪で殺されていませんか」

「相変わらず容赦ないね」

「ギラは遠慮なさすぎだよ」


男性は少し間を置いて中へ入ってくれと言う。

ギラ達は家にお邪魔する事に。


「あなた達は国の汚職政治家が殺された件を調べているんですか?」

「ええ、そしてあなたの身内は無実の罪で殺されているはずです」


男性はその事について話してくれた。

それは突然の出来事だったらしい。


「あれは兄が国で働いていたときですね、当然無実でしたよ」

「では同じ職場に何かやってた人などは?」


話では職場に税金を着服していた者はいたらしい。

そいつと間違えて殺されたのだろうという。


だが国には似たような話が他にもある事を知ったそうだ。

それにより独自の調査と国に調査を求めたという。


最初は国も積極的に動いたそうだ。

それなのにある日突然調査は打ち切られた。

国からの説明は模倣犯だとだけ言われたという。


「私は納得出来ませんでした、確実に裏があると感じそれも調べましたよ」

「やっぱり何かがあったのかね」


調査の結果国の内部に守っている存在があったという。

その者が犯人を守り暗殺を模倣犯として国内に言っていたそうだ。


だがそれで納得など出来ない。

単なる模倣犯が国の政治家ばかりを狙うものかと。


改めて国に調査を依頼し、その結果犯人との繋がりは確定だった。

国にその繋がっている人間の処遇を質問した。

だが答えはすぐには処分は出来ないとの事だった。


「それからも無実の人が殺されました、そして数年が経過したんです」

「国はだんまりなの?」


男性が言うにはその時期になって内通者が処分されたという。

恐らく国としても裏で調査はきちんとしていたと感じたそうだ。


だが時間がかかりすぎた。

それにより死ななくていい人も何人も死んだのだ。


男性は被害者の遺族に会いこの事を忘れないための活動を始めたらしい。

確かに汚職は存在する、だがそれを殺しても何も解決しないと訴えているそうだ。


試験にさえ合格すれば誰でも国で働ける今の時代。

だからこそ同じ悲劇を繰り返してはいけないと訴える。


「分かりました、話してくれて感謝します」

「いえ、もう同じ被害者は出したくありませんから」


そうしてギラ達家をあとにする。


次の事だが、以前会った骨に力を貸したという研究組織に接触を試みる事に。

その研究組織も何かを知っているのかと考えている。


とはいえ接触したときの話では力を貸しただけと言っていた。

それなら骨とも接触しているだろうと考える。


そんな謎の研究組織。

その研究者達は骨について何か知っているのだろうか。


以前もらったものに書かれていた場所へと向かうのである。

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