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復讐の美女

テュトスと合流したギラ達はその足で隣の街へ向かう。

あの映像で見た通りならば、そこにモレーアがいるはずだ。

そうして隣の街へとやってきたギラ達。

そこでは思わぬものを見る事となった。


「さて、着きましたけど」

「モレーアはどこにいるんだか」

「何か聞こえますわよ」

「この声はモレーアさんですっ」


そうして声の方へと向かう。

そこでは騎士らしき男とモレーア、もう一人謎の美女がいた。


「紅の盾…やっと見つけたわ」

「やれやれ、私も変なものに狙われたものだ」

「こいつがそうなの?マーデル」


そこにギラ達が割って入る。


「ギラ!他にも無事だったのね!」

「思わぬ邪魔が入ったな、まあいい、命拾いしたな」

「待ちなさい!」


とりあえず彼女を静止し話を聞く事に。


「というわけなのよ」

「つまりあの騎士らしき男は家族を殺した奴だと」

「そうよ、私はあいつを殺してやる、そのために生きてきた」

「物騒だねぇ、とはいえそれを否定はしないさ」


そうしてその後も話をする。

その結果彼女、マーデルは目的のために今後も奴を追うという。

ギラ達はそれを手伝うのもいいかと思いつつも、目的を確認する。

仲間にする事は出来ないものの、一旦は彼女を同行させる事にした。


「それでこのあとはどうするの?」

「メーヌとエレネさんを迎えに行きます、雪国なんですけど」

「それだとシルヴァンコートね、でもあそこは検問があって通行証が必要よ」

「通行証か、どこに行けば手に入る?」


マーデルの話ではヴァル・ア・エルの国王に謁見すれば出してもらえるらしい。

だとしたら目的地は王都になる。

とりあえず目的を確認し、その足でヴァル・ア・エルの王都に向かう事に。


「それじゃ行きますか」

「そうね、さっさとメーヌ達に合流しなきゃ」

「思わぬ寄り道になりそうだな」

「では参りますわよ」


そうしてそのまま街を出発する。

街道を道なりに進んでいくと大きな街が見えてくる。

どうやらあれがヴァル・ア・エルの王都のようだ。

そのまま王都に足を踏み入れる。


「ここがヴァル・ア・エルの王都ですか」

「それで謁見するには許可を貰えばいいのかね?」

「だと思うよ、城に行ってみない?」

「ですっ、行きましょう」


そうして城に向かうギラ達。

城で謁見を申し込む。

その後謁見の間へと通される。


国王に謁見したギラ達は通行証の事を説明する。

すると一つのテストをすると言われた。

どうやらシルヴァンコートは魔物が強いため、テストに合格してからだという。


テストが行われるのは城の地下にあるテストのための迷宮。

そこで無事に戻ってこれればテストは合格だという。

準備があるので明日再度来るようにと言われた。

一旦それを了承し街の宿へと移動する。


「にしても通行証を出すのにテストとはねぇ」

「魔物なんかには負けないですし別にいいですけどね」

「元の世界に帰る事についても説明してみる?」

「少しはぐらかしつつ説明してみますか、ヒントぐらいはもらえるかも」


そうしてそっちの方も訊いてみる事になった。

そして翌日、テストが始まる。


元の世界に帰るのはもう少しかかりそうである。

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