表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
138/240

秘匿の神殿

国王暗殺を阻止したギラ達は西にある神殿へと来ていた。

そこには真実を見通す宝石があるという。

それを使えばこの世界に飛ばされた真実も分かるかもしれない。

その事も踏まえつつ神殿の入り口に立つ。


「あの表向きの神殿はダミーみたいですね」

「中には何もなかったもんね、嘘の情報とも思えないし」

「だとしたらどこかに隠された入口があるとか」

「それしかないだろうな、怪しげな場所を探すぞ」


そうして怪しそうな場所を探す。

すると明らかにそこだけ違う岩を見つける。


「ここですね」

「この岩をどかせれば」

「でもそんな腕力ありますの?」

「流石に岩を押せるような力はないですね」


すると聞き覚えのある声がする。


「なんだ、ギラ達も来てたのかい」

「ソウさん!無事だったんですか!」

「とりあえずソウさんが死ぬとは思っていませんわ」

「同意だ、簡単にくたばる奴じゃない」


散々な言われようだが、とりあえずソウがこの場で合流する。

そして入り口を塞ぐ岩はソウがどけてくれる。


「さて、中に進もうか」

「ソウさん力ありますねぇ」

「もうスペックの塊でいいんじゃないですかね」

「あいつは規格外すぎる、何なんだ全く」


とりあえず神殿の中へと進む。

中は広くどうやら隠された入り口で正解だったようだ。


「とりあえず先に進んでみましょう」

「そうだね、とはいえなにもないとも思えん、油断はしないようにね」

「は、はい」

「了解ですっ」


そうして神殿を奥へと進んでいく。

すると何やら怪しげなぷよぷよを見つける。


「怪しいですね」

「はっ!どうやらこいつに触れると特定の地点に戻されちまうみたいだ」

「つまり回避して進めという事ですのね」

「なら私が動きを記憶する、私の言う通りに動け」


恋夜がそのぷよぷよの動きを記憶する。

そして恋夜の言う通りのタイミングで動きその場を突破する。


その後もぷよぷよの罠はあったものの、恋夜の力を借り乗り切る。

そして奥に到着する。


「この先ですね」

「何か来る!構えろ!」

「これは狼の幻影?」

「つまりは倒せという事だ、やるぞ!」


そうして襲いくる狼の幻影を軽く処理する。

そしてその先へと進んでみる。


「ここが一番奥なんですか?」

「みたいだ、とはいえなにかあるとも…」

「外れって事はないと思いますのに」

「どうしますか?」


するとどこからともなく声がする。


「ここにお客さんが来るなんて珍しいね」

「あんた達は…」

「私達は古代生命体、好きに呼んでいいわよ」

「ならエンシェントと呼ばせてもらいますね」


とりあえずそのエンシェントに事情を説明する。


「なるほど、この世界に飛ばされた理由と仲間の居場所だね」

「はい、分かりますか」

「少し待ってて、僕達がそれを見せてあげる」

「なら頼もうかな」


そうしてエンシェントはまず仲間の居場所を映し出した。

それはヴァル・ア・エル大陸、最初に映し出されたのはモレーアの姿。

何やら女性と歩いている。

そして次に映し出されたのはメーヌとエレネ、雪国のようだ。

最後にテュトス、ヴァル・ア・エルの港町らしき場所が確認出来る。


そして次はこの世界に飛ばされた真実。

その映像には大地の骨の残党が魔物を使い罠を張ったのだと映る。

殺そうとしても勝てないのなら別次元に飛ばしてしまえば勝ちだと。

ギラ達はそれに対して絶対に戻ってぶちのめすと心に誓う。


そうして目的は決まった。

次のヴァル・ア・エル大陸を目指し北西の港町へと向かう事になる。

エンシェントに感謝の意を述べ神殿をあとにする。


神殿を出たギラ達はその足で北西に向けて歩き始めるのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ