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プロローグ

 えー、全略。

 勝った!手紙一通完了!

 

 馬鹿か、駄目に決まってますよねー真面目に書くか。

 前略、とかはあの二人ってか村の人達に宛てる手紙にゃいらんとして・・・。



 『えー、皆さんお元気ですかアンディです』と。

 『先日、僕は12歳になったわけですが、村の皆からのお祝いが届くまですっかり忘れていました。

 もう五年も経つのかと月日が流れるのは早いなあと驚いています。

 皆は変わりなく元気でしょうか?

 貰ったプレゼントは大切に使わせていただきます。

 全て身に着ける物で驚きましたが、日替わりで色々と装飾を変えて楽しんでいます。

 特にお父さんとお母さんからのプレゼントである外套が便利です。

 体のサイズに合わせて大きさが変化するので長く使えそうです。

 村長から貰った革を使ったとの事ですが、何の革か自分で想像するのが楽しいので教えてもらわなくていいです。

 そういえば、そろそろまた弟か妹が出来るみたいですね。

 とても楽しみです。

 お母さんは体に気をつけてください』っと、こんなもんでいいだろう。


 ふう、今日の日課終了だ。

 王都に来てからはや五年、すっかに日記感覚で毎日手紙を認めるのに馴れてしまった。

 いや、一年経った時点で妹が産まれたらしく流石にもう月産30通とかいう頭のおかしい数はこなしてないわけだが。

 いやあ、最初の一年はネタを捻り出すのに苦労した。

 それはそうと、五年、五年である。

 『村』を出て、町から王都へ来て、学園へ入学してもう既に五年である。

 いや、まだ五年しか経っていないと言うべきだろうか。

 色々あったなあ、とこの五年を振り返る。

 いやあ、ほんと色々ありましたわー。

 何があったって、


 主に俺が学園で思いっきりハブられたりとか。


 まあ、現在に至っても絶賛継続中なんですけどね! 

 あははははははははは。

 はあ、何故こうなったし。







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