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伝わるなら・・・。

作者: 泪の華

これは私の信友に宛てる短編小説です。


私には一人の信友がいました。


とっても素直で、とっても可愛らしくて、とっても優しくて、とっても笑顔が素敵な女の子です。


今はその子をちぃ、私をゆかと呼びましょう。


私とちぃの出逢いは2年前にもなります。


ちぃは私の学校の転校生でした。


ちぃはそのときから好奇心旺盛な女の子で、


でもその頃は知らない子だったら二人ともちゃん付けをしていました。


でも1年たって呼び捨てして、どんどん親しくなって信友となりました。


ちぃは私を支えてくれました。


私が泣いたときにはちぃは慰めてくれて、


私と喧嘩したらすっごい悲しそうな顔をして。


純粋な女の子です。


調べ学習とかも全部一緒にして。


とくに総合の国際交流のやつは国も担当も一緒で中国を私たちは調べてました。


それに、私がそのときいじめにあってたときも、

自分のグループに入れてくれて。


それで折れた私の心は立ち直ることができたんです。


ある日私とちぃの関係は音を立てて壊れていきました。


手紙一通で。


ゆかへ


あのさ、ちょっとキツいこと、言うかもしれんけど

もう、このグル来んといてくれんけ?

なんかいも利用されたし、、なんかいもぬけられて

もう、嫌ねん。

こりごりねん。ゴメン。もう、ムリやわ。

今はどうしても好きになれん。

心の整理がつかんねん。

もちろん中国のやつは調べんなんけど・・・。

キツいこと言ってゴメン。

でもやっぱり好きには・・・。


前は本当の信友やと思っとった。でも、

やっぱ利用されたら嫌や。

自分が理不尽な時にしか使わんし。

時間かかるわ。

へんじ。


ちぃ。




ってね。



私はグッと涙をこらえた。


本当は人一倍泣き虫なくせに、ちぃには今の涙を見てほしくなかった。


泣いてしまうとちぃに頼りたくなるから。


ちぃがまだ信友で居てくれるとゆう気持ちが1%でもあるなら伝えたい。




今までありがと。こんな私をここまで立ち直してくれて。

これからはちぃに頼らないね。

だから泣かないよ?泣かないね。


ほんっとに大好きだからさ。

伝わんないかもしれないけど

私はずっとちぃの味方だし、信友やと思ってます。

なのでちぃはこれからも自分の道を歩んで行ってください。

応援してます。


ってね。


今は伝わんないかもしれないけど

いつか伝える。

必ずね。



えんど。

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