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私が一目惚れした理由、そして実現

ようやく更新できました。良かったら見てください。

転生(てんせい, てんしょう)とは、死後に別の存在として生まれ変わること。肉体・記憶・人格などの同一性が保たれないことから復活と区別される。また一部の宗教では再生とも言われる…らしい。某百科事典より。


昔、『転生』について調べたことがあった。友人がよく読んでいたケータイ小説のほとんどの主人公がその転生を果たした設定だったからだ。私も友人から何かと同じ話ばかり聞いていたために、一度だけ読んだことがある。…結論、二度と読むかこんなもの。転生ということ自体が胡散臭すぎて信じられないにも関わらず、なんで最終的にはハッピーエンドになっているのかが理解出来なかった。というか、よくそんな突拍子もない話を信じたな、主人公とその周り(キャラクター)たちよ。

まあしかし、これは空想、小説の中の設定なだけであり、実際に転生なんてあるわけがないのだから、友人の趣味にとやかく言うつもりは無かった。が、この友人、他にも私に勧めている趣味があった。


皆さんは、乙女ゲームという言葉はご存知だろうか。

乙女ゲーム(おとめゲーム)とは、女性向け恋愛ゲームのうち、主人公プレイヤーが女性のゲームの総称である。「乙女ゲー」「乙女ゲ」「乙ゲー」などと略称される。ちなみにこれも某百科事典より参照。まあ早い話、主人公であるプレイヤーがあの手この手を使って一癖も二癖もある男性を攻略して自己満足を得るゲームである。これを聞いた友人からは2時間もの間乙女ゲームについて語られたが。そのときの説教の終了と同時に彼女より渡されたのが、今大人気だという乙女ゲーム『モンスターラバーズ』である。瞬間に拒否しようとしたが、無言のプレッシャー+言葉よりも感情のこもった視線に受け取ってしまった。


家に帰った後、とりあえずゲームを起動してみた。実際にゲームを体験してみれば少しは考えも変わるかなと思ったのもあるが、一番の理由は、さすがにこのままプレイしなければ、また友人の説教が待っていると確信したためである。

それから約1ヶ月かけて1周目を終わらせた私の胸の中では、ある感情が湧き上がっていた。それは、攻略キャラクターではなく、プレイヤー自身となる主人公の少女へ向けての、だ。何しろ、どんな時でも何故か保護欲を駆り立てるその健気な態度に胸を撃たれてしまった。何度でもそれを見ていたくて、1周目の攻略キャラだけでなく、2周目からや特別な条件が揃わなければ登場しない、別名裏キャラを含めたルートに友情エンド、するつもりは無かったが選択肢を間違えたために、バッドエンドルートまで全て攻略しつくしてしまった。今では、あんな健気で優しい少女がいるなら、絶対に幸せにしてあげたい、と考えるようになった(そう友人に感想を告げたら、違う意味でゲームにのめり込んでしまった私に唖然としていた)。

まあそう思ってもこれはゲームの話であり、実際にはありえないことなのだと、そこはしっかりと割り切っていた。…のだが、

ある日の朝。いつもの高校への通学途中で私は事故に巻き込まれた。そして、気がつけば…


私は主人公の幼馴染に生まれ変わっていた。

まだ他のキャラは出てきませんでしたが、多分次も出ないと思います。


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