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閉鎖病棟より愛を込めて

 大学三年生の時の彼女とは一年程付き合った。別れた理由は彼女が就職を機に地元を離れるから。俺は結局地元の工場に就職した。

 ある時、工場は不良品を出荷してしまい、取引先まで謝罪と検品に行った事があった。そこの受付に彼女はいた。紺色の制服に身を包んで、あの時のえくぼを俺に見せて目を輝かせた。


 それから二年が経って、彼女は地元に戻って来た。いわゆる鬱病。彼女には子供がいた。

 妻が連れて来た子供は多分、その子だ。

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