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凱旋
ドーメルの街。
人口が100にも満たない小さなこの街では主に農業とギルド支部の報酬で賄われている。
アーランクルとガルシアはこのドーメルの街の門に辿り着き、衛兵に事情を話した。
衛兵は口をアングリ開けたまま数秒の間、静止したかと思えばバン!と門を開け放ち
「アーランクル殿がジャイアントオーガを討伐したぞおおおおおおおおおお!!!!!」
衛兵の叫びが木霊のように街中に反響した。そして息する間も無く街の人々がアーランクル達の元に駆け寄り
「すげぇ!ギルドの誰もが叶わなかったあのジャイアントオーガを!?」
「キャーー!!かっこいいぃ〜〜〜!!!」
「おぉ…!この街の救世主じゃ!救世主じゃぁ……!!」
誰もが賛美の声をアーランクルに向け、その盛り上がりはとどまるところを知らなかった。
アーランクルは押し寄せる人々を華麗な動きで捌きつつも
「いやぁ、失礼失礼。ギルドに成果報告をしに行きたいのでね?」
と、爽やかな笑顔を振り撒きギルドへと歩を進めるのであった。
後をついてくるガルシアの暗く沈んだ顔とは対照的に…。