まだまだ独身!
気晴らしに初めて書いてみました。どうもしゃっちょうさんです!今後とも小説じゃんじゃん投稿していこうとおもうのでどうぞよろしくお願いしまーす。m(_ _)m
2019年(位)の1月、俺、田端賢治39歳は一人、寒い大きな公園を歩いていた。吐く息が白い。冬だと改めて感じるのと同時に、残業でお正月を実家で過ごせなかったという悔しさを感じる。きれいに整備されたベージュ色のコンクリートの道を歩いているとまぁ、オシャンティーにセーターを着たポメラニアンやダックスフンドなどとすれ違う。チンコロ犬のくせにセーターなんぞ着やがってと思う。しばらくして嫉妬している自分を恥じらう。この間、会社で言われた。「田端さんは彼女いるんですか?」いるかこんにゃろうとか思いながら笑顔で「いませんよぉ~」とか言う。いいよな20代は、クリスマスなんてどーせ彼女とよろしくやってんだろと思う。あぁムカついたからさけでものもっ。そんなことを言ったなと思い出しながら俺はこの前新しくできた高輪ゲートウェイ駅に歩く。なんじゃそのへんつらな名前は。もっとこうなかったの?もっとオシャンティーななまえ?そんなつまらないどうでもいいことを考えながら歩いているうちに駅のすぐ近くまできてしまっていた。そう、まだこのときまでは。5分後自分がガードレールを破り突っ込んできた車に引かれるとは。そんなことをを知らず、今頃渡部(後輩)はテレビ見てひっくり返ってんだろうなー。なんで俺が外回り任されなキャいけねぇんだよとむしゃくしゃしながら歩道を歩いていると、ブォンブォンとエンジン音が近づいてくる。その車はどんどんとスピードを上げているみたいだった。音が近づいてくる。大きな十字路で赤信号で立ち止まる。その時だった。ガコォンとすごい音を立てて車がガードレールにぶつかり俺の方に来た。思わず、「あ、俺死ぬんだ。このままじゃ死ぬ。逃げなきゃ」とっさに思った。すると俺は反対の歩道にしゃがんでいた。ゆっくりと見上げるとコンビニの壁に黒い車がツッコミ煙を出しているのが見え、コンビニから慌てて出てくる人も見えた。俺は全身を見回す。特に外傷はなさそうだった。でも俺はまだ気づいていなかった。田端家に伝わる伝説の「力」を。
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