死、そして転生
寄生虫をテーマに小説を書いてみることにしました。正直まだまだ知識も浅い高校生なのでおかしいこともあるかもしれませんがご容赦いただけたらありがたいです。
投稿頻度は不定期です。話の流れは決めていますがリアルも忙しくかけたらその都度投稿します。
「おい、しっかりしろ、ここで死んでどうする!」
親友の声が聞こえる。だがその励ましに返事をできるほどの力は僕の身体に残っていない。
「先生、心拍数も呼吸も落ちてます!」
後ろからはどうにか処置しようとしてくれる看護師たちの声も聞こえてくる。だがもう自分はダメだろう。自分の体のことだ。自分がよくわかっている。臨床の場にはあまりでていないがこれでも医者の端くれなのだから。自分が犠牲にはなるが最後に人類の医療に貢献でるのだからそれでいい。 もう、僕は十分だ。君たちまで感染のリスクを負う必要は……
そう思ったのを最後に僕は意識を失った。
ー2080年9月23日日本の寄生虫学の第一人者佐藤 和基死亡。死因、芽殖孤虫ー
「日本寄生虫協会からの発表によりますと、日本の寄生虫学第一人者であり、ノーベル賞の受賞者でもあった佐藤 和基博士が昨日亡くなりました。死因は芽殖孤虫と呼ばれる寄生虫への感染であり当該寄生虫による死亡件数はこれで30件目、死亡率は97パーセントとなりました。また、佐藤博士は未だほとんどのことが未知である芽殖孤虫の研究にも尽力されておられ、寄生虫学者を中心に多くの惜しむ声が寄せられています。」
おかしいなぁ……僕は死んだってテレビで報道されてんだけど……
じゃあテレビ見てる僕は誰かって?僕が聞きたい……本当にここどこだよ。
なんか真っ白の部屋で研究室みたいだけどそれにしてはものがないし…
そう思って改めて部屋の中を見渡して見るがやはり変化は無い。正直どれだけの時間ここにいるのかもわかっていないのだ。信じてはいなかったがこれが死後の世界と言うやつなのだろうか?
バン!
そう思ってると突然部屋の扉が開け放たれた。
「ごめんごめん。お待たせしちゃったねこの部屋の管理人で一応は神様やってるアレンだよよろしく〜。
そう言ってもそんなに長い関わりにはならないけどね」
そう言って扉を開け放ったアレンと名乗る自称神の少年がケラケラと人懐っこい笑みを浮かべながら現れた。
「ええっと…神?正直あんまりにも唐突すぎて何が何だかよくわかってないんですけど…とりあえずここだけははっきり聞いときますね。僕って死んだんですよね?ニュースになってるし。」
「飲み込みが早いね〜。たしかに君は死んでるよ。ここは所謂死後の世界だ。君は前世で多くの功績を残して多くの人を救ったからね。その成果を称えて君を新しい別の世界へ転生させることになったんだ。ここで第2の人生を楽しむといい。あと神と言っても下っ端だしタメ口でいいよ〜」
そうやってアレンは僕に微笑みかけてくる。正直よく分かってはいないがまあなんかラッキーなことなんだろう。せっかくもう一度人生を歩めるならそれもいいかもしれない。
「えーと...まあなんとなくは理解したよ。じゃあ僕は今から異世界に転生するんだな。せっかくだし楽しめるといいな。」
そう言って僕も笑い返す。1度目の人生はもちろん楽しいことも沢山あって好きな研究も沢山できた。だがやはり忙しかったからな。次はゆっくり過ごすのも悪くないかもしれない。
「じゃあハイペースで悪いけど納得してくれたなら送り出すね。あんまり君をこの空間に長時間居させると君の精神に干渉しかねないからゆっくりお話はできないんだ。2度目の人生だって君の人生だ。好きに生きるといいよ。それじゃあね〜」
そうアレンが言うと僕は光に包まれてまた意識を失った。
光に包まれた後に頭の中に直接自分の新しい世界での設定が流れ込んできた。新しい名前はカナメ、年齢は17まで若返らしてくれるらしい。そして片田舎に最近引っ越してきた好青年ということになっているらしい。
チュンチュンと近くで雀の鳴き声がする……近く……というかこれ真上じゃない?顔の上歩かれてない?
うっすら目を覚ますとそこは草原だったそして体を動かすと雀が飛んで行った。
「ほんとに顔の上にいたのか……」
そう呟きながら周囲を見渡す。一面に広がる草原に少し遠くに見える小さな村。あそこに僕の新しい家がある。
「さて、あまり実感もわかないけどせっかく転生したんだ。まあのんびり好きなように過ごすか。」
そう独り言を言って、僕は新しい世界を歩き始めた。
まえがきと同じ内容です
寄生虫をテーマに小説を書いてみることにしました。正直まだまだ知識も浅い高校生なのでおかしいこともあるかもしれませんがご容赦いただけたらありがたいです。
投稿頻度は不定期です。話の流れは決めていますがリアルも忙しくかけたらその都度投稿します。




