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Sleeping Forest

未来は狂気に満ちている

愛と暴力の違いがよくわからなくなっている


僕らは作られた世界で生きている

騙され欺かれそして誰もがそれに気づいていない

でも本当は気づくつもりもないのかも


そう支配されたがっているのは僕らの方

そしたらとりあえず生きてはいけるから


僕らは常に誰かに操られている

僕らはみんなどこかへと連れて行かれてる

僕らは長い眠りに就いている


けれど微量の電流が流れている

だから眠っている振りができる

そして僕らは夢を見ている


僕らは誰かが考えていることを考えている

僕らは誰かが選び取ったことを選び取っている

そしてそれを自分で選び取ったと誤解している

僕らは勘違いを続ける


誰が誰に知らないままでいさせられているのか

誰もが誰とも議論ができないように仕組まれている

誰も何もわからないから判断ができない

しかし僕らはわかっているつもりになっている


だから誤った判断を下す

後にならないとその是非はわからない


僕らは本当のことをどれだけ知っているのだろう

僕らは本当のことをどれだけ知らされているのだろう

ただ漠然と並べられる選び抜かれた情報たち

僕らは望まれた世界に望まれた在り方で生きている


僕らは本当に平和を愛しているのだろうか

僕らは本当に人を殺したことなどないのだろうか


光に満ちているからって

それが善なるものとは限らない

闇に満ちているからって

それが悪しきものとは限らない


行くべきときが来たら

行かねばならない

それに抗うことはできない


どこかに移らねばならないなら

必ず移らねばならない

それに抗うことなどできない


けれど僕らは怖れている

それでも僕らは怖れている

本当に怖れなければならないものが何か

それを知ることを怖れている


僕らは選ばなければならない

生きたまま死ぬか

死んでも生きるか

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