それにしたって死ぬよりマシ
どんなにみっともなくたって情けなくたって
それにしたって死ぬよりマシ
恥知らずと言われようとももう止められない
この“生”への渇望は止まらない
そうだ世界を恨め、憎め
それでより良い方向へ進めるなら
別に今ここで死んでしまってもいいぐらい
あまりにもナチュラルに絶体絶命なのだけど
でも、もしかしたら五分後に
何か閃くかも、と思いながら大人になった
俺はやっぱり“それ”は恥ずかしいことだと思う
誰がなんと言おうと
やっぱりちゃんとしっかりきっちりやらなきゃいけないし
一生懸命頑張らなきゃいけないと思う
でも、恥ずかしくったっていいじゃない
そんなことより生きてくことの方が絶対大切
一生懸命頑張ったけど駄目だった、でいいじゃない
それでも救済は必要なはずだ
俺にはあなたが“恥ずかしいことじゃないんだよ”と殊更に言うことで
“いや恥ずかしいことなんだけどね”と罪悪感を根付かせようとしているように思う
でも、恥ずかしくったっていいじゃない
そんなことより生きてくことの方が絶対大切
“あなたが思ってるほど、周りの他人たちは
あなたのことなんていちいち気にしてない
あなたはいちいち気にするの？”っていうのも
ちゃんとわかっちゃいるんだけどねぇ……
でも、恥ずかしくったって、そのままやっていけば
意外に突破できるかもしれないよ
かえってみんな優しくしてくれるかも、とか
それぐらいの歪みは、もう大人なんだから
それでいいんだよ
いやわかんないけどね
世の中にはいろいろな人がいて
いろいろなことをいろいろに考えている
大切なのは、その中でその上で
“自分はどう在りたいのか？”ということ
それがわかれば、たぶん俺の苦悩の
九割九分は解決するんだろうな
事実を大切に、客観的に生きたい
……ということは、“そう”できてないってこと
そう気づいてこそ、“事実ベース”って言えるんでない？
だからねぇ、もうちょい強気に生きてみては？
一生そこにいるわけじゃないし、
一生いるならなおのこと
誠実に生きるのは誠実な人に対してだけで、いいんだよ
