ノブナガとひでよし
スクリーンを通して日ノ本の2大巨頭が対峙していました。
それを見ることのできる全ての人々は緊張してその会話を聞く構えです。
「元気そうだな!猿!いや禿ネズミ!!」
いきなりノブナガはひでよしの逆鱗に触れる表現を2回も間髪入れずにぶち込んできました。
いつもなら、この手の挑発は2回した時点で相手をギタンギタンにするのがひでよし流ですが・・・
「ノブナガ様もお元気そうで・・・」
ひでよしの声にいつものキレがありません。
抑制された声ですが、その成分には怯えの感情が確かに含まれていました。
「わしがいない間ずいぶん勝手をしておったようだのう!」
ノブナガの皮肉にひでよしは「ノブナガ様の意思を継いで猛進してまいりました」
としおらしく返答します。
「ほう!」
「では京でのわしに対する反発はどういうわけか?」
「それは全体を勘案しての行動にございます」
ひでよしの回答に対してノブナガは畳みかけます。
「わしは以前の会議で九州に、しまづに手をだすな!と命じたはずだ!!なぜそれを破った!!!」
「申し訳ありません」
ひでよしはついに詫びの言葉をだしました。
それを聞いて、副社長のひでながと重役のかんべいらが異議を唱え、ひでよしに拒否するように提案します。
その声にひでよしは早口で「お前らは黙っておれ、そなたらはノブナガ様の恐ろしさを知らん!」
ひでよしの部下たちはみな不可解に感じていた。
既にサンサン商事はオダカンパニーを超えた超巨大企業になっている、なぜそこまでノブナガに遠慮をする必要があるのか?
しかしひでよしは「ノブナガ様は生きている限り恐ろしい存在だ」ということを心と体で理解していました。
とにかくこの場は穏便にかつノブナガ様の影響が広がらないようにやり過ごすのが上策!
そんなひでよしの心を見透かすかのようにノブナガは提案、否、命令をします。
「しまづと和睦せよ!条件はわしが倒れる前を基準として考えよ!」
ひでよしはすかさず「いやそれは・・・」
ノブナガはダメを押すかのように「よいな!!」と語気を強めるとひでよしは「御意!」と押し切られました。
こうして、話がまとまると、ノブナガはスクリーンから消えていきました。
こうして、しまづの生存をかけた戦いはしまづが存続の上、サンサン商事との和睦という形で決着がつきました。
※リスペクト 宇宙戦艦ヤマト完結編




