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むねしげの男気

むねしげはしまづに対して寛容、信用できる人物でしたが彼はただの人の好いお坊ちゃんではありません。


実は彼は関ヶ原前後で大きな心の傷を負っていました。




まるで北斗の拳のケンシロウのようです。


時間はさかのぼります。


関ヶ原の戦いの時点で彼には同盟者がいました。


それはもうりもとなりの九男、もうりひでかねです。




若い二人は義兄弟のように親しく、幾多の共同作戦を共にしました。


関ヶ原ではもうりはみつなりに付いたのでひでかねはむねしげを熱心に誘いました。


むねしげはその誘いを快諾し、みつなり方で奮戦します。




しかし、もうりが実はいえやすと和平をしたので、ひでかねはみつなりを裏切るようにむねしげを誘います。


しかも、それはむねしげに相談せずに勝手に決まったことでした。




むねしげは激怒しました。


「何故、相談しなかった!」


むねしげの激怒によってひでかねはこころの病にかかり寝込んでしまいました。




むねしげは真っ直ぐな人物です。


それだけに裏切りという行為はたとえ相手が親友であっても許せなかったのです。


そんなむねしげとしまづが共に船で逃げる。


まったく運命とは恐ろしいものです。




さて、もうりの勢力圏から外れると海賊がボチボチ現れました。


でもさすがは百戦錬磨の者たちが乗る船。


海賊たちを簡単に駆逐していきました。




しかし、そんな強者たちにも弱点はあります。


それは船酔いと食料不足です。


もうり領から離れると補給が難しくなります。


長旅は辛い。




しまづ勢は比較的海に慣れていましたが、たちばな勢の一部に長旅の疲れが出てきました。


めざせ!故郷!!もう少しだ!!!

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