表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
230/245

別れの言葉

よしひろは店がせめぎ合う中、その隙をついてとくがわ本営に向かいます。

目標はとくがわいえやす!彼に言葉を伝えるためです。

しまづの他の将もその意図は分かりませんでしたが、お膳立てをするべくとくがわへの道を作ろうとしていました。


よしひろが迫る!とくがわが退く、しまづの気迫がとくがわに道を開けさせます。

頼りのなおまさは治療中で動けません。

こうしてよしひろはとくがわの陣に着きました。


「いえやす殿!しまづよしひろ見参!!」

いえやすはすでに見える位置にいました。

「此度の陣取り作戦まこと痛快でござった、それがしらは目標を達成したので退散します、此度の戦は本位に非ず!」


「またいずれかの機会にお会いしましょう」

しまづ、言いっぱなし!

とくがわいえやすと部下たちはポカーンとしつつも気を取り直し、しまづよしひろ、およびしまづの者たちを捕まえるように命令を出します。


しまづはよしひろの指示のもと、とよひさ、としひさ、いえひさ、その配下の少数の者たちが整然と撤退していきまいた。

なにぶんにも、しまづは阿吽の呼吸で撤退準備をしていたので、とくがわ勢は彼らのほとんどを逃がすことになりました。


その様子を見たいえやすは指を噛んで悔しがります。

火傷したなおまさは顔を真っ赤にして追撃を命じますが、既に時は遅し。


こうしてなごやの決戦は終了しました。

みつなり方は負けましたが、壊滅には至らず、主力を佐和山に温存することに成功しました。


いえやすは大魚を逃したことを実感して悔しがりますが、勝敗で見ると辛勝となりました。

そしてしまづの長い退却戦が始まります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ