とくがわみそ隊
しまづよしひろがみつなりのもとに向かおうとしてた頃、とくがわは関ヶ原の準備におおわらわでした。
いえやすは「なおまさ、これから来る数多の敵を迎撃する準備を整えよ」と命令します。
相変らずなおまさはハードワークです。
いえやすもそれは分かっているのですが、どうしても使いたくなるのがなおまさと言う人物です。
「殿、準備は着々と進行しております、ご安心ください。まずごしそくのひでただ様には旗本衆による各種みそ部隊がそろいその数3万!国境沿いに派遣しております」
たけだは大丈夫か?と尋ねるいえやすになおまさは「たけだはたしかに優秀ですが攻勢も限界点を突破しています。しんげんの時とかつよりの時では状況がことなります」
いえやすは安堵の表情を浮かべました。
いえやすは話題を変えます。
「旧ひでよしとのぶなが残党の動きはどうだ?」
直正曰く「旧ひでよしの勢力は見事二つに分かれています。ふくしまやまさのりは我々の味方、みつなりほか文治派は敵となっています。」
いえやす曰く「そうか、他には何かあるか」
なおまさは今までのハキハキした回答が嘘のようにもぞもぞと話します。
「あの~、しまづなんですが・・・」
いえやすが尋ねます
「しまづがどうした?」
なおまさ「3人の指導者がそれぞれ別々の考えを持っていて、正直何を考えているのか、誰の味方なのか分からないのです」
いえやす曰く「ならほっとけばよいのではないか」
なおまさは言いにくそうに「実はよしひろがみつなりの味方となり従業員を率いております」
いえやす曰く「ならば敵ではないか!」
なおまさ曰く「それが2000余りの小勢でして」
いえやすは話を遮りました。
「もう良い、聞いてて訳が分からない、しばらく監視だけしておこう」
こうしていえやすとなおまさの話し合いは終わりました。