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なおまさのおおとも評

なおまさは働き者です。

訳の分からないしまづだけを見ているわけではありません。

九州にはほかにおおとも、りゅうぞうじとなべしまの連合という勢力がいました。


このころ、りゅうぞうじの実権はなべしまが握っており、なおまさはなべしまと会談しました。

「関ヶ原、たしかにいえやす様のお味方をします!」


なべしまはしまづと違い(笑)極めて簡潔に味方宣言をしました。

なおまさとしては申し分のない返答でした。

「流石!知恵者と名高いなべしま殿、いえやす様もお喜びになるでしょう」

こうしてなおまさはたしかな土産を一つゲットしました。


さて、意気揚々となべしまの元を去ったなおまさの次の目標はおおともよしむね、老舗おおともの社長です。

おおともは老舗だけあってとてもプライドが高いようでした。


なおまさは型どおりの挨拶をした後に、とくがわとの同盟のメリットを説明しました。

しかし、よしむねはその内容に関心が無さそうでした。


よしむねは尋ねます。

「とくがわの推す乳酸菌とやらはそれほどのものなのかのう?南蛮菓子に比べたら大したものではあるまい」


その後もなおまさが様々なデータを駆使して説明をしましたが、よしむねの心は動きませんでした。

なおまさは心の中でつぶやきます。

「おおともの中には南蛮菓子の事しか頭にない!これでは話し合っても無駄だ、南蛮菓子とていつまでも最新というわけではあるまいに」


実はとくがわの味噌とおおともの南蛮菓子では最初から相性が悪かったというのもありました。

なおまさもそのことに気付き、もはや長居もせずに立ち去ることにしました。

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