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ただつねの決断

しまづが関ヶ原で二つに割れようとする中、株式会社しまづの事実上の跡継ぎと目されていたただつねは悶々としていました。

父はガミガミうるさいし、伯父は京都風が板についたのか厭味ったらしいし、ストレスがたまる一方でした。


将来自分がしまづの跡継ぎなのは間違いないにしても、今はお飾りみたいです。

若い彼はそれが不満でした。

とにかく父と伯父を怒らせない程度に何かしたいというのが彼の本心でした。


さて、関ヶ原の情勢として、父はサンサン商事のみつなり派に味方したい、伯父は中立だけど部下の社員たちは何でもいいから参加したい!

ではただつねはどう考えているのでしょうか?


彼は有力な部下のただむねを成敗し(生存中)その息子ただざねと争った時にいえやすの仲介を受けています

ただつねからみると大きな恩、借りがあるといってよいのです。


部下には厳しいただつねですが、いえやすは部下じゃないだけにありがたく感じていました。

他にもいえやすに加担する理由があります。


お菓子業界の技術革新により、甘くて安い大量のお菓子よりも、体に良い乳酸菌の入ったお菓子が全国で売れるようになりました。

この結果、ノブナガやひでよしの方針は過去のものとなりました。


いえやすもこの成功を祝してミカワ屋から徳川に名称を変更しました。

徳川とは過去の武将の名をアピールすることにより、お菓子業界の天下を握る意思を内外に示したと言えます。


そのような順風のミカワ屋、いや徳川に付くことでしまづの体制を盤石にしたい!

そうただつねは考えていました。

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