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そのころただつねは・・・

しまづの争乱によって、みかわ(屋)さんさん商事が色々考えて画策しているころ、佐倉島に幽閉されたただつねはというと・・・

酒飲んで、サッカーして、歌を歌いまくって暴れていました。


なにぶん、あらぶっていたので心が定まりません。

ただつねの兄のひさやすは常識人なので、弟のやらかしを聞いて寝込んでしまいました。


その結果、一時的にですが、しまづの跡取りが両方危ういという別の危機が訪れました。

「ただむねめ、今度会ったら本当に首を取ってやる」

ただつねは酒に酔って物騒な事をつぶやいています。

ちなみにただつねは酒に免疫がない上に悪酔いするので父のよしひろに事あるごとに小言を言われていました。


でもよしひろはやさしいので小言以上のことを言えなかったのです。

そのぶん、小言の量が多かったのですが。

形の上では謹慎処分のただつねにとって、外から来る様々な情報は彼の精神衛生上よくないものばかりでした。


しまづを首になるとか、兄ひさやすと共にしまづを去るとか、さんさん商事に引き渡されるとか、ただむねの息子ただざねたちが復讐しに来るとか。

正直小心者のただつねはそうした噂を聞くごとに酒を飲み、サッカーで気を晴らし、上手くもない歌を絶叫していました。


でも、そんな彼にも折れない精神がありました。

それは自分はしまづのためにただむねを成敗したのであって、私情ではない!

という思い込みです。


傍から見るととんでもない話ですが、彼のこの独善的とも思える思い込みがしまづを救うことになるのです!!

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