表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
187/245

反乱の後始末その2

よしひろが話を進めます。

「というわけでそなたたち二人には消えてもらう!だがしまづのためにさらに力を尽くして欲しい」


としひさといえひさは静かに耳を傾けています。

「そこでこのよしひさ兄直轄のやまくくり衆にそなたらをかくまう!これが今のしまづに出来る精いっぱいの反抗だ!不満もあるだろうがこらえてくれ!」


としひさはこの時涙を流しました。

「兄者たちのお気持ち、決して無駄にはしません!これからはやまくくり衆の一員としてしまづのために働く所存!」


それに対していえひさはポカーンとしていました。

よしひろはいえひさに向かって話します。

「とよひさについてはわしに任せておけ!かならず立派な薩摩隼人に育てそなたより名を高めて見せよう!ハハハハハ」


いえひさは相変わらずポカーンとしていましたが、兄よしひろの言葉を聞いて何やら安心したようでした。

こうして、しまづ内部の反乱の第一ラウンドは終わりました。


としひさ及び彼の取り巻き数名が退職(つまり首)参加した社員は減俸十分の一を6か月、同様にいえひさとその取り巻き数名も首、参加した社員についても同様の処分となりました。


しかし、としひさはよしひさ直轄やまくくり衆の裏の頭目として相談役に、いえひさはその付き人となり、こちらの人事は極秘とされました。

この人事に対して、さんさん商事のみつなりなどから特にクレームはありませんでした。


それはさんさん商事側から見ても、しまづを少し虐め過ぎたというやましさがあったからでした。

しかし、これで全て解決という事はなく、新たな火種がしまづを襲うのでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ