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よしひさ直轄!やまくくり衆!!
いえひさが絶望しあきらめる心が支配した時、はっきりした声で彼の意識を掴む声が聞こえました。
「いえひさ様お待ちください!」
いえひさが視線を向けるとそこには黒装束の男たちと、なんととしひさがいました。
時間を巻き戻してみましょう。
としひさが自らの腹を切ろうとしたとき、はっきりした声でとしひさを止める声が聞こえました。
「おやめください!お上はそのような事を望んでいません!」
としひさは黒装束の男たちに尋ねます。
「そなたらは何者か?」
黒装束の指導者らしき男はこう答えます。
「我々はよしひさ様直轄!やまくくり衆!!」※
よしひさは問いかけます。
「山くくり衆とな?」
指導者らしき男は急いで言います。
「今は一刻を争います!いそいでいえひさ様の所に共に参りましょう」
流石のとしひさも驚きつつ、この場はやまくくり衆の言葉に従って共にいえひさの元に向かうことにしました。
※やまくくり衆 島津の忍者部隊!詳細は不明だが義久時代に存在が確認されている。
史実では責任者の名前も記録されている。