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ひでよしの統一、世代交代の波!

なにわ万博の終了後、日ノ本のお菓子勢力図は大きく変化しました。

まず、この世界のカリスマであったノブナガに大きな変化が起きました。

彼は大の甘いもの好きでしたが、それが原因である病気にかかってしまいました。


それは「糖尿病」です。

普通の糖尿病ならさほど影響はないのですが、ノブナガは大の金平糖好きです。

医者に止められていたにも関わらず、ボリボリ頬張るので医者も匙を投げてしまいました。


こうしてノブナガは第一線を退いて病院暮らしになりました。

そして、この変化を見逃さなかった勢力があります。


そう、ひでよし率いるサンサン商事です。

ひでよしにとってノブナガは目の上のたんこぶでしたが、彼の引退に乗じて一気にオダカンパニーに攻勢を仕掛けました。


オダカンパニーも黙っていたわけではありません。

ミツヒデを社長にして体制の立て直しを図りますが、ひでよしたちの電撃的買収工作によってオダカンパニーは崩壊しました。


オダカンパニーのほとんどはひでよしの傘下に尽きましたが、みつひでは姿を隠していました。

彼が今どこにいるのか不明の状態です。


こうしてサンサン商事は日ノ本のお菓子業界の天下を握りました。

天下にひでよしに逆らうものはなく、ひでよしは絶頂の極みにありました。

さあ、日ノ本の富と権力を握ったひでよしはそののち何を始めたでしょうか。


社員たちには「24時間働けます!」を合言葉にとにかく仕事をさせました。

ひでよし自身も仕事中毒だったので部下たちも文句が言えません。

彼の配下にいた茶人のせんのりきゅう、そして最愛の弟ひでながもこのハードワークには耐えきれずダウン。


ノブナガと同じように病院に長期入院することになりました。


このころしまづはみつなりから24時間働かされました。

でも、さすがはみつなりでムチだけではなく、飴も用意しています。

彼の用意した飴は財テクです!


市場に出回るあらゆるもの、米、小麦、砂糖、さつまいも、魚などの市場価格を分析し、あらかじめ買い占め利益を稼ごうと言うものでした。

しまづの上層部はその分析力と莫大な富に驚きと賞賛をもってみつなりを見ていました。


しかし、しまづの中には筋肉派もいるので、みつなりの言うことの意味が分からず、面倒くさいお説教に嫌気が差す人々もいました。

ちなみにみつなりを評価、尊敬したのはよしひろ、としひさ、なりあきら、ただつねの4名。


筋肉派はいえひさ、とよひさ、そしてしまづの家臣のほとんどでした。

当主のよしひさはというと、言ってることは分かるが性根が気に入らないという食わず嫌いのような強い感想を持っていました。


しかし、天下がひでよしに移った以上好き嫌いで政治は出来ません。

よしひさはにがにがしく、よしひろたちみつなり評価派は冒険に出るようなつもりでその事実を受け入れていました。


この事がしまづの世代交代への大きなきっかけになりました。

よしひさの時代からよしひろ、ただつねの時代の過渡期になったのです。

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