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おだわらほうじょうと関東三十年闘争後編

今の社長であるうじやすはそれでも関東の雄として、存在感を示す必要があると説得し、なんとか主力製品の「200万石饅頭」は大量に用意して、ナニワ万博に参加することになりました。


このうじやすという人物は、決断力と優れた外交能力を有しており、まとまりのない関東の傘下のお菓子メーカーを「おだわらほうじょう連合」として一つの組織として統率していました。


また、今回のナニワ万博に備えて、ゲンジたけだと名家いまがわと業務提携を結び、

輸送コストの軽減と港での商売の活性化に成功しました。


さて、話を戻しますがこの「200万石饅頭」は「うまい!うますぎる!!」とか「風が語ります!」というキャッチフレーズが全国的に広まっていることもあり、主に西国の観光客の土産用に重宝されました。


おだわらほうじょうのパピリオンは200万石饅頭の形をしていて、そこに設置されているスピーカーから例のキャッチフレーズが連呼されていて、オーソドックスな形での宣伝活動を行っていました。


※小田原北条氏の特色として、年貢の安さがあります。

当時五公五民、つまり半分は年貢という地域が多い中、早雲は四公六民という負担の軽い税制を実行しました。


※また、飢饉の時には減税をするなど、民にやさしい政治だったようです。

物事が決まらないという消極的なイメージのある、小田原評定ですが、これも見方を変えれば多くの意見をよく聞くという良い面もあるかと思います。


※200万石饅頭のモデルは言うまでもなく「10万石饅頭です!」

埼玉県行田市の菓子メーカー、十万石ふくさやが製造・販売する和菓子で、誕生したのは意外と新しく戦後、砂糖が手に入るようになってからだそうです。


※名前には、地元の10万石という歴史的な背景から。

十万石ふくさやのコマーシャルとして使用されている「うまい、うますぎる」のキャッチコピーは、棟方志功が残した言葉が由来となっているそうです。

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