しまづ内紛!
しまづの県に着いたサンサン商事の社長室長、みつなりの突然の提案にしまづの社内は混乱しました。
まず役員会議においてみつなりの提案であるUSO800の導入について議論がなされました。
現在事実上のトップであるよしひろはみつなりに対する好意とおなじみつなりからの恫喝の二つの要素、それに加え、しまづをさらに発展させるためにはみつなりの合理的な新しい方法を取り入れるべきと考えていました。
ゆえによしひろは開口一番「みつなりの提案を受け入れUSO800を導入すべきだ!」と自身の考えの結論を簡潔かつ力強く提案します。
これに対して専務であるとしひさはすぐに反対の意見を述べます。「しまづにはしまづの長年のやり方がある!第一そんな大規模な方向転換などできるわけがない、変化させている間に会社の業務に支障が出たらどうするのだ!」
とびしりと反論します。
実はとしひさとその派閥に属する社員はよしひろとは180度異なり、みつなりを信用していませんでした
なので、最初から反対意見を述べる気満々だったのです。
さらに、今は休養中であるよしひさがこの会議は大事ということで途中から参加して、反対を表明します。
「しまづはおおともやりゅうぞうじと違い独自の活動を認められているはずだ!これは明らかにわが社に対する内政干渉ではないか!」
よしひさも反対派ですが、その理由はみつなりだけでなく、その上のひでよしに対する嫌悪感がとても強かったのでした。
頭の中では「あの猿にこれ以上好きにさせてなるものか?」
という怨念が渦巻いていたのです。
この会議によってしまづはみつなり擁護派のよしひろとその派閥、ひでよしとみつなりを嫌うよしひさとその派閥、そしてひでよしを嫌い、その手下であるという理由でみつなりの排除を狙う過激なとしひさの以上三つの派閥に分かれました。
結局、この会議では混乱したまま、よしひろの意見が通ることなく閉会ということになりました。
その後、しまづは分裂した状態が続きます。