飾らない日々
キミはもう
いくつかの答えを用意していたんだろう
僕も同じように言い訳をいくつか
用意してたから
僕の一言が先か
キミのまちがいのない言葉が先か
悩んでいるところ
キミは前なら苦手としてたコーヒーを
ためらわずにオーダーした
ココロの変化
僕は気づかないでいた
一口飲んだあと
ため息に近いものがあったから
キミは早くこの場から帰りたいと
そんなふうに推測した
窓の外は相変わらずの雨模様
さえぎられた窓の
向こう側の音も何もかも
聞こえないのはあたりまえのこと
だけど、不思議と
聞こえてくる
それは僕のこれから話すだろう、
言い訳に似ているから
キミがそれに気づいたとしても
僕は「そのとおりなんだよ」と
認めたりはしないかもしれないけど
キミの言葉を信じることを
忘れない
言い訳は
そのまま飾らないでいる
キミの笑顔も
雨模様の今日に飾らないでいる