恐怖小説
飼っていた猫が死んでペット霊園に埋葬したら、生き返って戻ってきた。
それが、以前より凶暴になっていた。
そんな出来事があって、しばらくして、幼い一人息子が事故死した。
父親は、逡巡した挙句、ペット霊園に埋めた。
期待した通り、息子は生き返った。
これは、スティーブン・キングの「ペットセメタリー」の内容だ。
彼はホラー小説の大家だが、この作品は、群を抜いて恐ろしい。
読んでいて、ゾクゾクする。
彼の他にもホラー小説を書く人はいる。
日本人作家によるホラー小説も沢山読んだが、「ペットセメタリー」を超えるものには出会っていない。
この作品は映画化されて、そちらも観た。
恐怖は感じたが、原作を超えてはいなかった。
なぜか、冒頭のトラックが轟音を響かせて走っているシーンだけは、鮮明に覚えている。
映画が原作を超えることは、とても難しい。
まして原作が、世界的ベストセラー作家の傑作とあれば、尚更だ。
嬉しいことに、日本には優れたアニメーション文化がある。
「ペットセメタリー」も、アニメにならないかね。