表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/9

第六話 山村渚2

翌朝、珍しく早く目が覚めた。スマホを開いて確認するとまだ7時前だ。マッチングアプリを開くと丁度そのタイミングでカズさんからのメッセージがあった。彼もバイクに乗っていて、今日海までツーリングする予定らしい。プロフィール写真の彼はチェックシャツに度の強いメガネ、ぎこちない笑顔でピースしている。しかも、ピンぼけ。全く男性みがない彼に思わず警戒心が緩んだ。気づけば、自分から、会いましょう、なんて言ってしまった。


カズ:え、ほんとに会うんですか??


カズさんからメッセージが返ってきた。これまでメッセージしてきた人はすぐに会いたがってきたので、カズさんの反応は意外だった。

「この人、なんかお人好しな感じがする」

なんだか、おかしくなって笑ってしまう。あれだけ、会うのは怖いと思っていたのに、この人と会うことについては恐怖を感じない。

「さーて、準備するか」

ほとんど真新しいグローブに手を通し、ハンターカブに跨った。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ