日常
素人ですがよろしくお願いします!
あー。勉強勉強勉強。
15歳の時、ここに行けば人生どうにかなると思って受けられる公立高校の中では1番の高校に入学した。
部活に勉強をたいして真面目にせず、遊びながらのらりくらりやって過ごしてきた。彼女は生まれてこのかたまだいない。
今は18歳になって高校3年生、そう絶賛受験勉強中だ。成績はまさしく中の中。勉強してないわけではないが、何故かあがらない。
塾に通うことも考えたが、高1の時に体験授業をいくつか受けた時点で合わないと感じてもう、行かないことにした。今更、行く気にもならない。
そんな俺だが、やはり大学には行きたい。親は俺を私立大学に行かせるつもりはないらしいから、勉強をしなければいけないと焦り始めたのが体育祭が終わった、5月の末。
急に、皆が受験勉強へと切り替わっていったのだ。何も考えていないやつだけが取り残されていく感じ。今までうるさかったのが当たり前だった教室が、少しの雑音をも排除するかのような騒音に変わっていった…
俺はびびった。こんなにも変わるものなのかと。大抵が塾に行き、行かない人は自分だけで充分な頭の良いやつと、俺みたいな何も考えてない組。
みんなに取り残され始めたのを感じた俺は勉強を始めた。幸いそこまで成績は悪い方じゃない。中の中なのだ、今からでも間に合う。…そんなことを思っていた時期もあった。
俺が半分だったのは、学校の定期テストの成績だったのだ。そう、大学受験と、定期テストは違う。定期テストでいつも上位の人達は毎回の積み重ねで、受験勉強も対応出来るし、なにより勉強する習慣がある。
問題は、定期テストで俺付近、更には俺より下の人達だ。
もう、みんなとっくに受験勉強へとシフトしていたのだ。それはそうだ。定期テストと受験勉強は違う。定期テストで毎回満点だからと言って受験で満点を取れる訳ではない。だから、受験勉強の方にみんな重きを置いていたのだ。
そんな中何も考えずにただ定期テストを普通くらいとっとけば大丈夫だろという甘い考えで、ぬるっと過ごしてきた、ツケが今回ってきた。
最初の方はこの事実にすら気づかなかったが、7月、8月と夏休みが始まり終わっていくなかでそうした現実が見え始めた。
俺は更に焦った。学校の先生は今までの定期テストの勉強をしっかりと行っている前提で話すので、俺はそこでもう躓く。何も入ってこない。先生達は不親切すぎた。
そこで俺は気づいた。もう、こんな学校に頼っていてはダメなんだと、こんなことしてる場合じゃないと。
そこで俺は学校に行かなくなった。行っても無駄だと考えるようになったからだ。だが、家で勉強ができるわけではない。親がずっといる。専業主婦の母は学校信者なので、学校が無駄と言う話を聞いて貰えるはずがない。
そこで俺はいつも通り家をでて、学校に欠席の連絡をして、近くの図書館で勉強をした。
それを始めたのが9月の初めだ。もういよいよ時間がないと焦っていた俺はひたすら勉強した。もう、飯も忘れるくらい勉強した。
ただずっとみんなに置いて行かれたくない一心で勉強していた。
そして、ある日俺が英語の前置詞を勉強してした時。
「うわー前置詞とか難しいな。熟語がもう訳わかんないし、なんだよオンタイムとインタイムって、何が違うんだよ!」
俺が記憶にあるこの世での記憶はそこで途切れた…
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