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ひねくれ勇者とヤンデレ後輩  作者: マキシマムビルド
その1『始まりの時』
4/29

仲間

本日2本目です!

今回も新キャラが出ます!(ネタバレ)

「さあ!さあ!せんぱい!早速冒険に出かけましょう!」


「は?......え?何で?」


「せんぱいは勇者何ですよ!勇者!」


「いや、やだよ勇者なんて。僕は普通の、町の人Aとかで全然いいよ。」


「まあ、でもせんぱいとりあえず移動しませんか?流石にずっと外っていうのも辛くないですか?」


「そうだね、この後どうするかを決めるためにもとりあえず町に行きたいね。」


「なら、善は急げです!早く移動しましょう。あいつが来てしまいます。」


「あいつ?誰のこと?僕らの他にもこの世界に来た人がいるの?もしそうなら合流するべきなんじゃ......」


「全然違います!むしろあいつは敵です!」


「え!もう敵に見つかってるの?」


「はい!なので早く安全な場所に行きましょう!例えば宿屋とか宿屋とか宿屋とか!」


「選択肢が宿屋しかないんだが......」





「あ〜!ようやく見つけましたよ〜」


「誰だ!」


「あ、勇者様お目覚めになったんですね〜」


「僕が勇者だって知ってるの?」


「ちっ、もう追いついて来たのですか?あなたの助けは要らないと言いましたよね?」


「そんな訳にはいかないんですよ〜。私は勇者様を導く役割がありますから〜」


「何?二人とも知り合いなの?」


それよりも、ずっとツッコミたいことがあるのだが


「てか、この子絶対妖精じゃん!」


羽の生えた小さな女の子。もちろんほんものを見たことがないので断言は出来ないけどよくある妖精の姿をしていた。


「あれ〜?説明してくれて無かったんですか〜?」


「私は勇者様の手助けをするために来たんですよ〜」


「そこの女の子に魔法を教えてあげたりも私はしてあげたんですよ〜」


「え?そうなの?だからさっき魔法使えたんだね。」


「はい。必要なことは全部聞いたので、せんぱいのサポートは私だけで充分です。あなたはどうぞ森にでもおかえり下さいませ。」


「そうはいかないのですよ〜」


「あ、勇者様〜ちょっとこちらに来ていただけますか〜?」


「行っちゃダメです!きっと襲われますよ!」


「いや、流石に大丈夫じゃない?もし襲われても流石の僕もこんなに小さい生き物には負けないと思いたいなぁ。」


「ありがとうございます〜。では、失礼して…」


そう言うといきなり妖精の体から触覚みたいなのが出てくる。


「え?気持ちわるっ!」


つい言ってしまった。


「(いらっ)ちょっと痛くしますね〜」


「ごめんなさ...」


そこで僕の意識は途切れた。宣伝通り確かに痛かった。でも、少しじゃなくとても痛かった。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「あ、ようやく起きましたね。」


「せんぱーい!心配したんですよ!」


突進してきた後輩をモロに受け、また意識を手放しそうになる。


「痛いなぁ。てか、なんでお前......いや、お前らそんなにボロボロ何だ?」


「この子がいきなり襲って来たんです〜」


「せんぱいの敵討ちをしておきました。」


「敵討ちって、いや、僕死んてないから。」


「それよりも結局、さっきの行為に一体何の意味があったんだ?」


「それはですね〜。ムフフフフ。ちょっとそこのあなた魔法を唱えて見てください。」


「は?何で私があなたの指示に従わないといけないんですか?」


「まあ、まあ、1回くらいやってみてよ。」


「はい!今すぐやります!」


「ではいきます!我が力よ我が魔力と引き換えにその能力を発現せよ『フレイム』!!」


な!さ、さっきは何を言っているのかさっぱりわからなかったのに今はハッキリと意味が分かるようになっている。


「言っている言葉が分かりましたね〜?」


「は、はい。」


見透かされていたのがちょっといやだが多分わかりやすい反応をしていたのだろう。僕の失態だ。


「ああ、そういえば私もそんな感じでここの言語を覚えましたね」


「なるほど。そのための行為だったのか。」


それにしても......


「魔法か〜。良いな〜」


「確か『フレイム』だっ......」


『フレイム』だったっけ?カッコイイなぁ

そう言おうとしたが最後まで言えなかった

『フレイム』と発音した瞬間自分の足元が燃えた。


「「「え?」」」


3人とも固まる。


「うわぁぁぁぁぁ」


「だ、大丈夫ですかせんぱい!我が力よ我が魔力と引き換えにその能力を発現せよ『アクア』!」


勢いよく水が出て足元の火が消える。


「た、助かったよ。」


「いえ、いえ。お役に立てて何よりです!」


「ちょっと!そこのブス!どういう事ですか!せんぱい危なく火ダルマになる所だったじゃないですか!」


いや、そんなに強い言葉で言わなくても...


「あ、あれ〜?おかしいですね〜?魔法は基本詠唱を挟まないと出ないんですけど〜......あっ」


今こいつ「あっ」て言ったな。絶対言ったな。


「あは、あははは。ちょっとこの世界に連れてくる時に調整を間違えたみたいです〜」


「て、ことは.....せんぱいはやっぱり...」


「はい!勇者様は詠唱なしで魔法を唱えられます!」


「はぁ?僕チート持ちかよ!」


「流石せんぱいです!最強ですね!あのブスのお陰って言うのはちょっとムカつきますがせんぱいが活躍できるなら関係ないですね!」


「てか、さっきから薄々気づいてたんだけど、その妖精の正体ってもしかして...」


「あれ?言ってませんでしたっけ?」


「あれ?聞いてないんですか?」


「私は(このムシは)女神様(あのブス)ですよ。」




はあ、ここまでテンプレだともう諦めるしかないのか?




勇者の主人公度が10上がった!!



え?何これ?

新キャラじゃ無かったですね。どこで気づきましたか?

女神様を妖精か人型かペット枠のどれかで出そうか迷いましたけど流石にペット枠はやめました。


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