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夏生詩集2

その手に願いをこめて

作者: 夏生

きみの瞳に何が

映っているのか


今は、わかる

今なら


きみの瞳が

喜びに煌めいても

くやしさに

溢れていても


しっかり抱きとめる

ことができる



軽やかに

舞い上がり

いたみにうずくまり

くやしさに埋もれ

切なさに揺れて


きみの心は

育っていく


父母など平気で超えてしまう

ちからを

一日一日培っていることに

君はまだ気づかない


小さな手に

小さな一歩に

きみの心が宿っている


心をのせて伝えることに

惑わず迷わず

きみは真っ直ぐな何故を

投げかける


初めはふんわりした問いかけ

今は、小さな一撃になった


私の手をごらん

きみの手より一回り大きいだけ

明日でも一回り追い越せるかも

しれない


私の手より大きくなっても

きみを抱きしめる手から

はみ出ることはないんだよ


きみの手は私ではなく

きみの大切な人を

しっかり抱き止められる

ようになって欲しい


煌めきを恥じないで

今のように惑いも迷いもない

まっすぐな心が

きみの手を大きく頼もしい

ものにするから


見た目の大きさじゃないんだよ









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