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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

東方氷娘伝

作者: 神夜晶

どうも、神夜晶です


何となく、こういう系を書いてみましたw


こういうチルノってどうだろう?みたいな乗りで。。。


でわ、どうぞ!

「チルノちゃん、遊ぼう?」



「今、良い所なんで

もうちょっと経ってからで

お願いします」



チルノと呼ばれた子は本を見ながら返事をした

そして、チルノは背中に3対3の氷の羽を生やした

見た目“少女”だった

しかしチルノは見た目とは裏腹に歳が1000↑を越えていた

そして、見た目少女と言った訳は

チルノは男なのである

現代風に言えば“男の娘”だろう



「その言葉を1時間前にも

聞いたんだけど……?」



「後10分で本当に止めます……」



「本当だね?

嘘吐いたら、キスしちゃうからね?」



彼女の名は“大妖精”

普通の妖精よりかは知識もあるのだが

人間と比べると劣っている様だ……

彼女はチルノと同じくして生まれた者で

言ってしまえば、幼馴染、二人で一人、一心同体

この言葉が当て嵌まるだろう

なのでチルノの事が大好きなのだ



「大ちゃん……そういうのは

本当に好きな子に言ってあげなさい」



「ち、チルノちゃんが好きだから……」



「……」



大妖精は赤面しながら

人指し指と人指し指を

くっ付けては離し

くっ付けては離しを繰り返していた

それを見たチルノは無言だった

それから10分後に本に栞を挟み立ち上がり

隣で座っていた大妖精が声を掛けて来た



「読み終わったの?」



「えぇ、良い所まで読み終わりましたので

一時中断しました

それで、何をして遊びますか?」



「さっき湖の向こう側を探検してたらね?

大きな紅い家があったんだよ!

面白そうだから、行ってみない?」



「分かりました

いざ、という時は

私が守ります」



「ふふ、有り難う」



「どう致しまして

では、行きましょうか」



「うん!」



チルノと大妖精は自らの羽を羽ばたかせて

紅い家へと向かった

そして数分後に二人は紅い家へと着いた



「確かに大きいですね

そして、紅い……

(中には巨大な妖力が二つ……

私だけなら勝てますが

大ちゃんを庇うとなると厳しいですね)」



チルノは中に居る妖怪を感じていた

此処で説明しておくと

チルノは最強なのである

頭が良く能力をどうやって使えば

最大限に活かせるか等を考えたのだ



生まれてから、ずっと修行をした所為か

何時の間にか最強となっていたのだ

なので勝てる者は殆ど居ないだろう

龍神でさえも『引き分けるのがやっと』との事だ

チルノは考え事をしてると大妖精に呼ばれていた



「チルノちゃん!」



「はい? どうしました?」



「考え事?」



「えぇ、少し考え事をしてました」



「ふ~ん……

それよりね? あそこに誰か立ってるよ?」



「あれは……門番ですね」



「門番?」



「はい、門番です

この紅い館を守る人ですよ

侵入者等を通さない為に立ってるんですよ」



「へぇ~……

本当にチルノちゃんは物知りだね!」



「意外と本を読みますので

それに……」



「それに?」



「何でもありません」



チルノは一瞬、寂しそうな顔をした

チルノには誰にも言えない秘密があった

それは……

自分が転生者と呼ばれる者である事

大昔から生まれたチルノは

自分が誰かさえも思い出せなかった

唯一分かっていた事は転生をしたという事だった

名前は能力と共に頭に浮かんだので

チルノと名乗り続けているらしい



「門番さんに話を聞いてみない?」



「そうですね、聞いてみましょうか

私の後ろに居てくださいね?

攻撃されるかもしれませんし」



「うん!(本当にチルノちゃんは可愛いし

頼りになるね~!

何時になったら、私の気持ちが届くのかな?

時間は幾らでもあるし、焦らずに頑張ろう!)」



大妖精は心の中で色々と思っていた

チルノと大妖精は歩いて門番の近くまで行った



「すみません、ちょっと良いですか?」



「……」



「返事しないね」



「この人……寝てますね」



「え? 本当だ~

鼻に提灯が出来てるね」



「此処までダラけた門番は初めて見ましたよ

本当に、この人で

門番が務まるのでしょうか?

私なら不安になりますね……(ブツブツ)」



「あ、誰か来たよ?」



「はい? 本当ですね

どうやらメイドの方みたいですが……」



チルノがメイドと呼ぶ者

銀色の髪に整った容姿

少女ではなく女性と呼ぶに相応しいだろう

二人に近づいて来たメイドが話し掛けて来た



「……貴方達は誰?

この紅魔館に侵入しに来たのかしら?」



「此処は紅魔館と言うのですね

別に侵入しに来た訳ではありませんよ

興味本位で見に来ただけです」



「あら、そうなの?

それで、見た感想は

どうだったかしら?」



「立派としか言えませんね」



「ふふ、有り難う

私の主に聞かせたら喜ぶわ」



「そうですか

それから、この門番の人

寝てますよ……?」



「……教えてくれて有り難う

美鈴、起きなさい……」



メイドは“美鈴”と呼ばれた門番を揺すった

しかし、一向に起きる気配が無かった



「起きませんね」



「仕方ないわね

こうなったら、これで……」



「私が起こしても良いですか?」



「え? 貴方が?」



「はい、仕事をする者は

確りしないと駄目と言い聞かせます」



「貴方……妖精よね?」



「そうですよ?」



「此処まで確りした妖精は

今まで一度も見た事が無いわね」



「それは褒めてるのですか?

それとも貶してるのですか?」



「純粋に褒めてるのよ」



「有り難うございます」



「あら、お礼まで言えるなんて

どう? この紅魔館で働いてみない?」



「……(ピクッ)」



「……(大ちゃん?)」



今まで黙って見ていた大妖精が

微妙に動いたのだ

チルノが紅魔館に取られると思ったのだろう



「答えは今じゃなくても良いわ

でも、良い答えを期待してるわね?」



「その申し出は嬉しいですけど……

私は行くつもりはありませんよ」



「あら、残念

理由を聞いても良いかしら?」



「私は今の日常が

凄く気に入ってますから

出来れば壊したくないんです」



「そう……少し残念ね」



「暇な時は手伝いますよ?」



「ふふ、有り難う

なら、暇な時に来て頂戴ね?

何時でも待ってるわよ」



「えぇ、分かりました

それでは、この人を起こしましょうか」



「そうね、居眠りをする

駄門番にはキツイお仕置きが必要よね」



「仕事をサボる者には鞭を

大切な人を傷付ける者には死を」



「貴方って意外と冷酷?」



「良く言われます

でも、後悔も反省もしてません

それを間違ってるとも言いません

大切な人、以外は興味ないので」



「意外と割り切ってるのね」



「こうでもしなければ

長い時を生きていけませんよ」



「貴方って……

見た目より長生き?」



「えぇ、1000歳は越えてますね」



「私の主の2倍ね」



「500歳ですか

大妖怪と思いますよ?」



「あら? 私ってば主が妖怪って

何時、言ったかしら?」



「私は気配等を感じれるので

直ぐに妖怪って分かりましたよ

別に主人が妖怪でも良いと思いますよ

この世界は幻想郷

美しくも醜くも全てを受け入れますから」



「ふふ、覚えておくわ」



「えぇ、覚えておいて

損はないですよ、えい!」



そう言い、チルノは門番を

一瞬にして凍らせた

門番は全身が凍り

妖怪の氷の像が出来上がった



「死んでないわよね?」



「えぇ、死んでませんよ

凍った本人は超が付く程、寒いでしょうけどね」



「それなら、良いわ

なら、私は仕事に戻るから

もし、起きたら『次はナイフが飛ぶわよ』って

伝えておいてくれる?」



「分かりました」



カチッ!

そんな音がした

すると目の前からメイドが消えていた



「消えた……?」



「恐らく能力ですね

例えば『時を操る程度の能力』

そういう感じの能力ですね」



「そっか~……

チルノちゃん」



「はい?」



「さっきは有り難うね

今の日常が気に入ってるって言ってくれて

凄い嬉しかったよ!」



「その事ですか

お礼を言われる程ではありませんよ

あれは本当に思ってる事ですから

私には、のんびりした日常が

お似合いですからね」



「ふふ、チルノちゃんらしいね」



「そうですね

あ、起きたみたいですね」



「ドンドンって叩いてるね」



「氷を消しましょうか(パチン)」



チルノは指パッチンで氷を消した

すると門番は地面に手を付き

『ハァ……ハァ……』と肩で息をしていた



「な、何をするんですか!」



「寝ている方が悪いのですよ?」



「うっ……

それでも氷付けって

どうかと思いますけど!?」



「此処のメイド長らしき人物が

貴方を見てナイフを刺す所だったので

私が氷付けにしてみました」



チルノは手を使いブイサインをした

それを聞いた門番はチルノに御辞儀をした



「氷付けにして下さって

有り難うございます」



「そんなにナイフが嫌なのでしたら

居眠りをしない事ですね

それと、メイドの方から伝言です

『次はナイフが飛ぶわよ』だそうです」



「一生懸命、門番を頑張ります!」



「そうした方が良いですよ

最終的には此処の主も見兼ねて

解雇するかもしれませんよ?

それが嫌なのでしたら

きちんと働く事です」



「はい……」



「(子供に怒られる大人って一体……)」



チルノはグチグチと門番を説教していた

そして、気が済んだチルノは帰っていった

説教された門番は居眠りをしなくなったとか

チルノは次の日も本を読み

変わらない日常を過ごしていた……

どうでしたか><?


戦闘描写書けなかったですけど

一応最強な筈。。。うん。。。


人気が出れば長編かも・・・?

出ないでしょうねw


でわ、また次回に><

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― 新着の感想 ―
[良い点] チルノが男の娘なとこ [一言] 続きが、つづきが、ツヅキガ、ツヅキガヨミタイデス!
[良い点] チルノが⑨じゃない(゜ロ゜)だと? [一言]  チルノってよく考えたら最強ですよね。  絶対零度にすれば全ての運動が0になる、言ってしまえば時を止める事もできますしね。咲夜の能力でも止ま…
[良い点] チルノがかしこいところ [一言] 居眠りしない中国だと・・・
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