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第1話からブチギレ

キャラ設定は自分に少し寄せています。

 元々人の話を深掘りしすぎたり、持論を展開しすぎたりする癖があって嫌がられる事は多かったが……。

「いや、ですから!例えとしてあなたの世界における神のような存在です、と説明しただけでして!実際に神という訳ではないんです! 」

 なるほど確かに神ではないなコレは。神が多少疑問をぶつけられただけでキレちらかす訳が無い。


 いつも通りの仕事をして家に帰り、晩ご飯を食べて普通に眠って目が覚めるとこの謎空間にいた。

 当然オドロキと混乱でここはどこなのか、そして先ほどから私に話しかけているあなたは誰なのかという質問をした所「次元の狭間」とか「どこでもない世界」とか言われたが理解ができなかった。更には「私はこの世界の管理者。あなたの世界で言うところの神様のような存在です」と訳の分からん事を言ってきたので1つずつ詳細を確認していった。


「次元の狭間って何ですか?」

「何次元と何次元の間ですか?」

「神というとなんの神様の事ですか?何教の神ですか?」

「つまりあなたは人間が作り上げた空想の産物ということですか?」


 1時間程度会話をしていただけなのになぜか神がキレた。神のくせに。


 フゥフゥ言いながら何かわめき散らしている神にちょっと引きながら、ヤバい殺されるかもとまではビビらないのはやはり既に死んでいるからかとボンヤリ様子を眺めていた。

 しかしこのままではらちが明かない。

「いやすいません。私のいた世界では考え方が様々ありましたが、科学的にそして私の感覚的に、神とか魂とか幽霊とかいうものは存在しないということで考えておりましたので、魂を移動させたとか神のようなとか言われてもよく分からないので色々と質問させてもらったんです、すいません」

「あと、私が突然死したのは何とか理解するとして、だからといって魂?とやらを何の説明もなく私の体と分離させて遠く離れた場所に移動させるのはちょっとどうかと。魂とやらがあったのには驚きですが、それは私の所有物というか私自身の一部のようですし」

 自分なりには一生懸命に今の思いを伝えようとしてそう説明したのだが、今までの人生で人と会話をしてきた中で何人かが示した反応のように神がちょっと遠くを見始めた。

 おおっとこれはイカン。すぐにご機嫌を取らねばなるまい。次ので一旦止めよう。

「気分を害してしまったようで大変申し訳ないのですが、お願いがあります。本当に申し訳ないのですが、あなたのお話が全く理解できなかったので、もう一回最初から聞かせてもらえますか?」

 相手の神経を傷つけないように接するのは多分得意なので、これで機嫌も直るだろうよと思ったのだが、なぜか神は

「あぁ.……」

とため息のような声を出して沈黙した。よく見れば自称神の目が死んでいるように見える。おお、やはり神も死ぬのか!


 あーと、神?大丈夫かな?

 さっきまでキレてたのに今度はうなだれたまま動かない。寝たのかな?

「······では一通りの説明は完了しましたので」

「あ、起きてまし、え?」

「あなたには新たな世界アバルへ転生していただきます」

「いえまだ質問の答えが」

 何故かうなだれたままこっちを見ずに神もどきはつぶやき続ける。

「転生時に様々な能力を······後ほど確認してください」

「いや説め」

「では行ってらっしゃい」

「ちょ」

 

 激しい光に包まれ地球からの転生者が異世界へ送り出されるとその空間は静寂に包まれた。そこで はつぶやいた。

「もうヤダ。地球にもアバルにも絶対関わらない」

 これ以降、地球では犯罪の増加や気候変動などが続き大変な状況になるのだが多分私のせいではない。



よろしくお願いします。

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