表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

第一弾!

まさかのお正月にそれも元旦に投稿してしまう暴挙をお許しください。




とある大国に王様の子供が六人いた。

1人目は長男である第一王子

2人目は次男である第二王子

3人目は長女である第一王女

4人目は次女である第二王女

5人目は三男である第三王子

6人目が末っ子にして本作の主人公である第四王子


小さな国ならば第一王子が王太子でもいいだろうが、此処は大国。そう簡単に次期国王が決まるわけではない。毎回この国の王位を継ぐたびに血みどろに近い内乱が起こる。

男は冤罪を着させられて、処刑。女は他国に嫁がされるか、病死扱いの処刑されるか良くて臣下に嫁がされる。


この国は大国だからこそ収める地域すら広大になる。強大な権力を得られる事を考えると誰しもが王になりたいと望むのも無理はない。



そして、末っ子が6歳になった時、上の長男と次男それと長女が、王立学院に入学した。頭角を表すにはまだ時間が掛かる。だが派閥ができ始めるのはこの頃からだ。


だが今回の王の子供たちは近年稀に見るほどの仲の良さが分かるほどだった。

主に末っ子が毎回違う兄妹のところに行っては、遊び倒し、他の兄弟たちは末っ子の可愛さにノックダウンされて、喧嘩をしなかったからだ。まぁちょっとギスギスすると目ざとく末っ子が上目遣いで見つめてくるからだ。喧嘩なんか誰もできなかった。だが母親は派閥の関係性から息子や娘に王座について欲しくて蹴落とすように指示を出していた。


そんな中で6歳の誕生日が到来した。



この国というか世界的に魔法は存在するがそれは血統ではなく突然現れて使えるようになる物。使えたとしても火を着火する程度の物が1日に10回しか使えないものもあれば大魔法を使えるものもいる。


王座に着くには魔法が必須だとされていれば、次期国王は末っ子王子に内定していただろう。


そう、末っ子は王家にとって170年ぶりの魔法を使える存在なのだ。使えるようになったのは5歳の初めだった。最初はそれほど使えなくても魔力を増やしていたら想像以上に色々使えた。教えてくれた先生は貴族ではなかったが礼儀正しい冒険者で先生役をしてくれていた。だからこそなのだろう。末っ子王子は隠れて魔法を習得した。ビックリさせたかったのもあっただろうが、教えてくれた先生が世界を教えてくれたからだった。



末っ子王子である少年は、将来王になるのでは無く冒険者として生きて行きたいと思うようになった。だがいきなり冒険者として生活を始めようとすれば反対される。だからこそ、父上に相談した。こう言って「父上、先生みたいに冒険者っていうのになってみたいです。だから護衛の人と一緒に冒険者になってもいいですか?」と言った。彼はあることを隠していた。


それは王の子供達の中で1番賢い神童と呼ばれる存在なのに、爪を隠していた。誰にも気づかれる事も無く、隠し通したことで父である王様は、末っ子王子に護衛を2人付けた。

1人目は、ベテランの冒険者としても活躍していた爺様と呼ばれてた男性。

そして2人目は、優秀ではあるが女性だったがために家から不遇な扱いを受けていたが王に見出され末っ子王子の護衛をしていた女性をつけてパーティを組む事が条件になった。


末っ子王子は喜び、王である父上にお礼を言って、冒険者ギルトに向かった。



ココで補足情報として、冒険者ギルドとは世界中に点在している。だが今いる場所だけは特殊だ。どの大陸においても国は2〜8ほど存在している。島であれば1つしかない国もあるだろうが、大陸に一つだけしかないというのはやはりかなり異常なのだろう。政治武力共にどの国以上に優秀だからこそ誰しもが王になりたいと躍起になるのも分かるだろう。


そして冒険者ギルドにやってきた末っ子王子はこう言った。「すいません、冒険者になりたいんですが?」


「ハイ。ではココに年齢と戦闘方法を書いてください」


そう言って一枚の紙を出してきた。


「書き終わりました」


「では確認しますね。剣と格闘それと・・・・魔法?使えるんですか?」


受付のお姉さんが疑問に思うのは魔法が使えるという事と戦闘で使える場合多いため見逃すはずが無いからだろう。だから聞いてきたんだろう。大丈夫ですか?というようなニュアンスだった。


だから僕はここで

「大丈夫です。王家にも伝えて許可をもらってきてます。ただ護衛?お目付けっていうのが2人ほど着くそうで後ろの2人がそうなります」


これが僕が考えた無茶に思えるけど許可が降りる方法だった。そして確認が取れたので冒険者ギルドに登録できた。


それから低ランク脱出のために、薬草採取や害獣討伐を行いランクを上げまくることにしよう。そう意気込んでいた時が僕にもありました。


「王子。やりすぎです」

「ですな」


そうお目付けやくの護衛二人に言われるほど依頼達成をしまくった。最初はGから始まり依頼達成を5日以内に10件終わらせて仮免許を解除しなくてはいけなかったそうだ。この仮免扱いのGというのは6歳から登録開始できて成人扱いになる16歳までは必ずGランクからスタートさせるのが冒険者ギルドの通例であり、例外はなかったそうだ。だから最初受付で聞いた時はふーんと思ったけどなかなかきつかった。最初は門の外に出なくてもいい仕事をするのだが、よくある話としてはギルド初登録は先輩冒険者に嫌がらせを受けるのが多い。絡まれて喧嘩を吹っかけられるのかと思ったら、昔それをして半殺しにあったので、世界的に辞めるように通達が出たそうだ。しかしやめたくないのなら、嫌がらせに街中の依頼を受けさせてドブさらいを受けるしかないようにすれば良いというふざけた暗黙の了解が登場して、今に至る。


だから僕が最初登録して受付で話を聞いている横で先輩たちがご丁寧にシンドイ依頼以外全てを取得して受けれなくした。


護衛たちは怒って報復しようと告げたが、ならこちらもランクで黙らせればいいと護衛たちを納得させたのだが、どうやらやり過ぎたらしい。


冒険者ギルドに登録して、4日目にしてすでにCランクにまで漕ぎ着けた。1日目でドブさらいを連続80回成功させて、王都中のドブを清掃しまくった。もちろん体力勝負には持ち込まなかった。古い魔導書の中には、清掃魔法(クリーン魔法)なるものがあると書いてはあったのだが、どうやって使えばいいか分からなかったので、自作した。ちなみに魔法を自作するには相当の魔力が必要とされるが、かなり大量の魔力を持っていたのだが、簡単に作れた。それが、これ。

「オールクリーン」


この1つの詠唱で、僕の見えている範囲と予想していたエリアをカバーして、魔力を包んでいたエリアの中の汚れは全てキレイになるように作った僕の魔法。最初に作ったのは、全属性(火・水・土・風・光・闇・無)の7属性。大体世界中の人は無属性が多くて、身体強化なんかの無属性魔法を使用しているようなんだけど、気づいていないみたい。


まぁそんなこんなで、1日で80回もの依頼を達成してしまい仮免扱いのGランクは簡単に飛び越えて、Fランクに到達。ここに来ると、薬草採取のために門の外に出れるそうだ。


そして、2日目に門の外に出て薬草探しをした。


だが、最初は何も見つけられず雑草と毒草?と思えるものしか手に入らなかったから護衛の二人に警護されて新たな魔法を創造した。その名は「サーチ」と「ソナー」この2つを常時発動するオート機能として組み込んだところ、一杯見つかった。一応薬草の生態を潰さない程度にかき集めること200回分の依頼達成にして、Eランクに達成。そして聞いた話が、最年少で最短記録樹立だそうだ。そう聞けば行けるところまで行って見たくなるじゃないですか。


だから、その後は討伐依頼を受けるのはもちろんのこと。といっても魔獣ではなく害獣それも畑をあらす大鼠やピンク狼(ショッキングピンク色の狼)を討伐して行った。そして500匹を討伐していた時、馬車を襲っている盗賊に出会い、()()()()()


この世界の住民になったことに初めて理解した。普通に人を殺したのに罪悪感を抱かなかった。だが、その後わかったことだが、別に全員が罪悪感に押しつぶされることがないわけでなく、盗賊などの討伐を受けることができなかったものたちはDランクまでしか受けることができないそうだ。


そして、今回の突発的な対応に対して、盗賊を討伐し人を殺して盗賊の持ち物を全て回収することもできたので、ランクが上がった。Dランクになった。そして、Cランクに上がるにはランクテストを受けなければいけないとのことで、その場で受けると希望し、今日の仕事は終了した。


そして、4日目の朝に討伐する盗賊団を指定されて、ソナーとサーチを駆使して敵を発見。殲滅した。お昼頃にCランクに上がったことが発表されて、ギルド内が騒然としていた。理由としては、Cランクに上がった最短記録は、25日と1ヶ月を切っていたそうだが、10日すら経っていなかったことで最速記録が更新された。



その後、Cランクには強制依頼なるものが発生するため、受けない冒険者も多いが、Cランクに上がるテストを100回落ちる不採用評価を受けない限り、テストを自主で断ることのできる数は、30回と決められているそうだ。それを超えてしまうと、冒険者の証でもあるランクを剥奪される。もし新たに取得したいのであれば、別大陸に行けば、できるそうだが、正式な大陸横断許可書と世界共通金貨100枚を所持して行わなければいけない。かなり大変らしくて、実行できるものは世界でも5人いればいい方と聞く。5人もいるのが驚きだが。


Cランクに強制依頼があることがわかり、現住所と連絡の着くものをギルドに申請しなければいけないそうだ。ちなみに国、都市、街、村を移動した場合、移動した先の冒険者ギルドに移動手続き等をしなければいけない義務だ。戦争参加は絶対の強制依頼ではなく、任意依頼になる。一応敵国冒険者などがいた場合祖国を裏切る恐れがあるため任意扱いにはなっているが、戦争が起こる気配があれば国を出ておいた方が身のためだと言われている。




そして、現住所と連絡先の話に戻るのだが、ここで厄介なことになった。どこに連絡して貰えばいいのだろうか。それと、身元を明かした方がいいのだろうかということで、父に相談してきますと、一度ギルド側に待ってもらった。かなり怪しまれたが。


その後父上に相談したら、ギルドマスターをここへ呼べと宰相に頼んでくれて、呼ばれたギルドマスターとサブマスと対面した。

「よく来てくれた。ギルドマスター、サブギルドマスター」


「「ハハァ、本日はどのような要件でしょうか」」


すごいね、二人揃ってハモっての質問とか。


「此度、私の息子である第四王子が冒険者登録をしたのを知っているか?」


「申し訳ありません。知らずにご無礼をいたしましたでしょうか?」


「いや、そちたちに何も言わずにギルド登録をさせたのは私だが、どうやらCランクになり現住所と連絡先を聞かれたそうだ。そして身元を明かすかどうかを私に聞いてきた。そちたちの意見を聞きたい」


「・・・。もしやと思いますが、最短でCランクに駆け上がったのは第四王子殿下でしたか?」


「そうなるな。私ももっと時間がかかるかと思っていたのだが、まさかこれほど早くランクを上げてしまうとは思いもよらなかったのでな。で、どうすればいいだろうか?」


「身元を明かしていただいた方が、強制依頼も厄介なものはつかなくなるかと思われます。それに詐欺師や犯罪者に狙われることは少なくなるでしょうから」


「うむ。わかった。第四王子に伝えておこう。身元を明かし、行動せよと。それと現住所は王城、連絡は門兵にでもしておこうかの」


「ではそのように」


「よろしく頼む」




そういって、ギルマスたちは帰って行った。その後父上からも母上たちからも兄さん姉さんたちからも褒められた。なんでも母上たちは、すでに王座に興味がないことはなんとなくわかっていたそうで、素直に祝福してくれた。僕自身の実の母親は出産時に亡くなっていて、派閥的にも曖昧だったことが原因だったそうだ。だからこれを機に、王位継承権を放棄することをみんなの前で言ったら、怒られた。主に母上たちからだった。今ここで継承権を破棄したら、繋がりがなくなったとしてこれ幸いに僕を暗殺するものたちが出るからそのままでいなさいと。それと他国に行っても継承権持ちとそうで無いのとの違いで差別してくる者たちも出てくるから、放棄しないように言い負かされた。

悔しかったから、僕からも1つみんなにお願いをした。王位を巡っての血みどろの内乱はしないでほしいと。


そしたら、みんなが誰が王に相応しいかでやり取りを初めてしまった。父上は少し寂しそうに笑っていたのが印象的だった。



「王位には第一王子の兄さんが着いて、内政の文官に第二王子のにいちゃんが着く。第三王子の兄貴には軍属関係の武官についてこれでいいんじゃない?いつも父上見てたら苦労していて、いつも悩んでるもん。にいちゃんは、考えるのは得意でサクサク進めてるけど、兄さんのように意見を聞いて対応する能力には不向き。どちらかというと書類仕事や内々の裏方仕事が得意でしょ?」


「うーん。僕が兄さんの裏方に徹すればいいのか?」


「うん。仕事が終われば好きにすればいいんだし。兄さんはどちらかといえば、仕事大好き人間でしょ?」


「・・・言い方があるけど、確かに趣味に没頭するよりは好きかな」


「おう、弟よ。なぜ俺が王になることはできないんだ?」


「書類にサイン。日がな一日中できるの?」


「出来ねぇな。どちらかといえば、外に出て訓練していたい」


「ほらね。これで血みどろにならなくなった。もっといえば、兄さんが、王をやる。にいちゃんが文官やって、兄貴が武官をやる。これで浮いた僕は冒険者になって世界中から情報を兄さんたちに渡す。これで上手く回るじゃん!」


「回らんぞ、バカ息子が。さらりと自分の欲を出すな。つまり自分が冒険者として世界に羽ばたきたいから、兄たちに仕事を押し付けてないか?それに兄たちが王になりたいと思う年頃になった時お前は誰につくつもりだ?そして姉さんたちの人生はどうするんだ?」


「姉様たちは僕のお嫁さんになれば良いんだよ」



と冗談をカマしたところで、父上から容赦のない拳骨の一撃が落ちた。


その後、兄さんたちともう一度話し合えと言われて、話し合った。


第一王子が、王太子になることに納得させた。

第二王子は最初納得していなかったが、好きな子がちょっと王妃としてふさわしくない身分だったことで、弾かれていたことを兄弟たちの中で吐露、兄さんが王位継承権を放棄するなら結婚を許可してくれたことで、実質的に兄さんのナンバー2に落ち着くことになった。

第三王子については、正直脳筋だったため戦いたがっていたのを末っ子は知っていたから、二人の兄さんたちの考えさえ理解して行動すれば怒られないで済むことと、敵対派閥の悪感情を一手に担う砦として第三王子にして第二王位継承権を持つことで合意してくれた。兄貴曰く戦場のきつい地域を常に巡回して軍の実力を高めていくことにするそうだ。

そして、第四皇子である僕には継承権第三位。兄さんの子供ができた場合も、成人になるまでは僕が第三王位継承権を持って対応しろと命令された。好きなことをするんだから甘んじて受けることにした。


そして、兄さんたちからあることを教えられた。僕も実を言うとうっすらとそうじゃないかなと思っていたことなんだが、父上と母さんとの間に子ができて出産時に母子ともに死んじゃったそうで、僕は母さんの連れ子だったそうだ。だから、父上はなんとしても僕を実の息子だと周りに緘口令を敷いてまで息子にしていてくれてたそうだ。だが、繋がりがこれから薄くなることを兄さんたちも危惧していたから、姉様たち全員と話していたこともあって誰か一人でも僕と結婚することを了承してもらおうと思っていたそうだ。


ちなみに結果は全員娶ってもらうことが条件だったそうなんだが、僕のあの冗談が姉さんたちの気持ちの後押しをしてしまい乗り気らしい。(後戻りできないところまで話が進んでいるらしい)まぁいいけど、最初から異性としてしか見てなかったからな。(それはそれでどうかと思ったが)



あぁそうだここで1つ伝えておくことがあると家族全員に伝えた。


代表で父上が聞いてくれた。

「伝えたいこととは?」


前世(別の記憶)って言うのかな?昔の記憶があるんだ。だから、優秀なんだ。僕」



そう発表した後に兄さんたちから首絞められて軽く殴られた。父上は拳骨を三発落とすほどに怒っていた。


なぜ早く言わない。だったらお前が()になるように()()()したのに。と父上が言い。(ハッこうなることを予期して黙ってたんだ。といったら殴られた)


僕に王位を告げと言う前に末っ子の力になると宣言したのに。と第一王子の兄さんが言い。(ハッこうなることを予期して黙ってたんだ。と兄さんの顔を見たら首に手を掛けられた)


そうだ、そうだ。と次男と三男が言い。(ハッこうなることを予期して黙ってたんだ。とハモってる二人の兄を見つめた瞬間。説教された)


姉さんは昔からラブコール送っていたのに!と怒られた。(知らんかったよ。そんなこと)

母上たちからは、そんな事情があったなら言って欲しかった。もっと甘やかしたのにと言われた。(それはホントにごめんて)


本当にいい家族だよ。王族で継承権争いに毎度血を見てきた王家とは思えないくらいだった。


あとでこっそりと父や母上たちから聞いた話なんだが、誰が自分の息子や娘たちの血を見たい親がいるんだ。と言われて納得し、今回のように根回しとかをおこなって納得のいくように王位を継げるようにできたらと思っていたんだ。と言われた。次期国王には厳しく指導してそこらへんは国自体から変える指針を父上が王座に就いたころから行っていたそうだ。




その後、ギルドにて僕の身分が発表され阿鼻叫喚の渦に叩き込まれたらしい。主に偉そうに突っかかってきていた先輩方と最短記録更新中の僕に対して偉そうに依頼をしようとすでにギルドに受理されていた貴族たちが青褪めた顔でギルドに現れて貴族たちはしょうもない依頼を、取り消しに来店。先輩たちは依頼を受けずに謝りに待っていたらしいんだが、姉さんたちの件が片付いていない僕がギルドに向かうのはまだ当分先のことだった。その後、8日ぶりにギルドを訪れた僕は先輩方から土下座しながら不敬罪だけはと懇願され、貴族たちの依頼は全て却下されたと受付に言われた。



先輩たちの件は忘れていたので、きれいさっぱり忘れたと言って、なかったことにした。


そして改めてギルドの受付嬢にランクの詳しい情報を教えてほしいと伝えた。


それでわかったことなんだが、なんと、EXランクに到達してしまうと国王の座に座れてしまうことが発覚。今の魔力量なんかを行くと現在のSSランクあたりと一緒らしいから気を付けないと簡単とまで行かなくても上がること自体は可能らしい。




ちなみにこれが一覧だ。


ギルドランク一覧表:

・G(仮免)

-

・F(初心者)

-

・E(一人前)

-

・D

(パーティレベルとしてココから一つ上のランクを受けれる)

-

・C

(ベテラン)強制依頼が発生。依頼を断ると罰金

-

・B

(貴族の依頼が受けれる)

-

・A

(王侯貴族の依頼が受けれる) 強制依頼を断るとランクが下がる

-

・S

(貴族の依頼は断ることができる)強制依頼断ることは剥奪を意味する

-

・SS

(王族の依頼を断ることができる。但し国王などの最高権力者からの依頼は断れない)強制依頼は任意で受けれる。

-

・SSS

(国王などと同等の発言力を持つ。強制依頼は任意扱い)SSS以下のランカは国王として王座につくことは出来ない。王座に座った時点でギルトからのランクが凍結される。

--

・EX

(国王の座に座ることも可能。ランク凍結も剥奪もされない。国難・世界的な依頼は実質断ることは不可能);


そしてすべてのランク帯を把握して僕は国を出ることにした。もちろん猛反対も視野に入れていたが、快く送り出してくれることになった。一番の理由は、転移を使用することができるということ。


行ったことのある場所ならA-Bを繋ぐ距離が0という、なんともスゴイとんでも魔法だった。

これは国にも数人確保されているほど貴重な存在だからこそ、国を出てもよいという結果になった。ちなみに距離が離れるごとに魔力量もスゴイ事になるんだが、ほら魔力量も高いしいつでも戻れるから、いいよってことになった。ちなみに野宿する場合簡易的な箱型防御壁を作り帰還するようにお達しがあった。こうすれば何かあればすぐに戻れるし危険もないとのことだ。もちろん同業者や連れが居れば別だが。こちらもありがたい。野営に関しても風呂屋食事の心配、火の番と夜の見張りを減らせるからね。



そうして僕は、今日国を出た。一人での旅になったが。さすがに王の護衛達を一緒に連れて行くことは無理だったが、姉さんたちの護衛に回ることになった。




なんとなく書いてみたくなった冒険もの。週2で書いている作品優先ですのでこちらは不定期配信です

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ