表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
521/1159

悪魔がウチにおりまして・510

「この世界には目には見えない不思議な生き物がいます」

あんた、見えてるじゃない。

「ニンゲン、うるさいです」


「と、いうわけで!今回は魔族大戦争ですー!」

そこでいえーいとかならんのよ。

「ニンゲン、ノリが悪いですねぇ!こういう企画ものの時は何をしてもギャグ補正で何もなかったことになるのですよ!」

「てい」

悪魔の言葉に乗っかり、そこに落ちてた光線ソードで悪魔を斬ってみる。

「みぎゃー!?何するです!?」

「ホントだ、生きてる」

ぷすぷすと黒い煙を上げながら悪魔は叫んでいる。

「ボクで試すんじゃないですー!」

「だってギャグって言ったじゃない」

「左様……この世界はすべてお笑い草……そのため何が起きるかわからないのです!」

「その声は、ごんちゃん!」

高い崖からぴょんっと飛び降りた狐。

額にはキョンシーよろしく「反省中」と書かれたお札っぽいもの。

「あの、これ剥がちてくれません?恰好悪いので」

「今回はダメです。羊さん、まだ寝込んでます」

そこはギャグ世界じゃないのか。

「きゅーん……来たな、悪魔・ミミとその従者!」

「誰が従者だ」

スリッパで狐の頭をはたくとまた鳴いている。

「きゅーん……さすが、よこちまなる者。それがちを倒すとは」

「なんでボクはびびびでごんちゃんはスリッパですか!?」

うるさいわねー。日ごろの行いでしょ。

「もうここを守る術はありません。進むが良いでしょう、がく!」

狐は仰々しく天を仰ぎそのまま倒れた。

「くぅ、友が……こんな、こんな悲しいことがあっていいの……ねぇ、ニンゲン。なんでカップ麺食べてるです?」

「出るかなーって思ったら。すごいわね、ちゃんと食べごろ。アンタはカレーとシーフード、どっち?」

想像しただけでポコポコ生えて生えてくるんだから楽で良いわね。

「……地面から生えてくるの、食べます?フツー……」

悪魔から白い目で見られたけど!?

「ふっふっふ……私が仕掛けた罠にかかるとは……ニンゲンさんが食べたかぁ」

何よ、牛!私が食べちゃダメなの!?

「いやー。ニンゲンさんは常識あるからミミさんが食べるかぐへぇ!?」

牛の話している最中、悪魔が光線ソードで牛をぶった切った。

「ボクは牛さんステーキ食べます。ニンゲンには分けてあげないのですー!」


「ていう夢を見たのよー」

「……お姉、久々に来てそれでいいの?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ