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悪魔がウチにおりまして・303

ウチには神がいる。

エプロン、似合うなぁ。


「せんせ、また来まーす」

「せんせはやめなさーい」

メシマズ嫁の神ちゃんに料理を教え終わったときに悪魔が帰ってくる。

「神ちゃん、今日はどうでしたー?」

「人の仔、教えるの上手いから楽しいよー」

畳に入って行く神ちゃんに手を振って見送る。

「で、成長しました?」

悪魔、その質問は酷なんよ。

「まぁ、ドリアにキウイ入れたり、出汁取る時チョコ入れ無くなったくらい」

「ジーザス……」

その祈ってる先がインフェルノしてるんだよ。

「レシピ通りに作るところからしてもらってるけど」

「なんでメシマズ料理やっちゃうのってレシピ無視するんでしょうね」

私が聞きたい。

「なんで毎日やらなきゃいけないことに才能のリソース、注いだのでしょう」

その才能管理している側がハンバーグにキュウリぶっさすからじゃない?

「ヤギさん、ちゃんと生きていけるといいですね」

やめてよー、そういう不吉なこと言うのー。

そんな時に畳がバタンと開く。

「ニ、ニンゲンさん!妻に何を教えてるんです!?」

慌てた羊が飛び出して来た。

「ヤギさーん、どうしたんですー?」

悪魔がのほほんと尋ねるが、当の羊は滝の汗をかいている。

「……何入ってた?」

「山のような唐辛子です。しかもピザ生地に練り込まれてました」

汗の理由はそれかー。

「なんで、なんでこんな手が込むようになったのですか……」

「私はちゃんと教えてるよー?教える時変なもの混ぜないように見てるし」

ちょいちょい入れようとしてるのは止めてるのよね。

「神ちゃんのことだから、その鬱憤を家で晴らしてるんじゃないですー?」

もしかして教えてること逆効果じゃない?

「悔しいのはですね、味は良くなってます。意味が分かりません」

効果、出てるじゃない。後は本人次第だわ。

「神ちゃん、相変わらずセンスが……」

悪魔が十字を切る。

だから止めなさい。

「どうする?これからまだ教える?」

「……本人、楽しんでるみたいなんですよね。『友だちができた』って」

……まぁ、面倒見てやりますかぁ。


ウチには神が来る。

メシマズ嫁という、濃いキャラの神が。

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