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悪魔がウチにおりまして・207

修行というものは外で見ているものは退屈である。

要するに飽きたんだよ!


「たのもー!たのもー!」

目を燃やし、洞窟に入っていく狐。

この洞窟の中にいる者を倒せば見事修行完了らしい。

「ザリガニ、中に誰居んの?」

「それ、聞かないほうがいいですよ」

ザリガニは露骨に目を逸らす。

つまり、知り合いかい。

「やつ!ざきー!」

狐に続きブチ切れ悪魔が突進していく。

返り撃ちに気を付けるのよー。

「みぎー!」

洞窟に入る前、狐が吹っ飛んできて悪魔と衝突。

2匹そろって目を星にしてぶっ倒れる。

「狐ちゃん!?」

「あちゃー、やられましたかー」

ザリガニはやっぱりといった様子で2匹に近付くとタオルで扇ぐ。

「起きて下さーい。ギブですかー」

どうやらこの修行、本人の意志で止めなければ終了にならないらしい。

「……はっ!い、いったい何が」

狐が目を覚ます。

どうやらぶっ飛ばされていながら相手が誰か分かっていないようである。

「うにゃ、みそカツ……はっ!誰ですか!ボクのみそカツを取り上げたのは!」

怒りのポイントがおかしい。それは、夢です。

「おふたり、もう止めます?もう充分存在感あるんで」

狐の当初の目的は存在感を増すことだったと思い出す。

充分キャラ濃いから。

「ここで止めては狐の名折れ!まだ諦めません!」

「みな!ごろ!しー!」

悪魔、実は楽しくなってるでしょ。

今度は勢いのまま、悪魔が突撃。

「ひだりー!」

はい、おかえり。

ぶっ飛び方に余裕があるので心配しません。

「く……この攻撃、まさかです!」

『ふっふっふ……ぬるい!ぬるすぎます!』

おーい、なんか聞き覚えある声がしてるぞー?

洞窟から足音を響かせて姿を見せる。

「まだまだですね、ミミ君!ゴン君!」

中から顔を出したのは腕を組み、胸を張っている羊。

お前かよ。

「やはり、ヤギさん!」

「まさか、最後の番人がヤギ殿!」

「おふたりと戦うのも宿命と書いてさだめ……全力で来なさい!」


はたして2匹は最後の番人、羊を倒せるのか!?

……そして!こっちじゃなくても修行できたのではないのか!?

次回!決着!

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