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悪魔がウチにおりまして・112

みんな、楽しそうだなー。

どら焼きって美味しいのかなぁ?


くもが隣で寝てるけど今日は寝れないなぁ。

なんでだろう?

普段やさしいきつねがあんなに欲しがるどら焼き、ぼくもたべたかったなぁ。

そうは言っても、ぼくは自分で食べられないし。

ふむむ…。

にんげんはぼくの言葉わからないみたいだから、どら焼きくれないだろうなぁ。

くももにんげんとは話せないみたいだし。

ふむむむ…。


どら焼きを食べる方法を考えてたら朝だった。

寝ちゃってた。

にんげんはもう出かけてるみたい。

くもは部屋の掃除してる、えらい!

ぼくも手伝うねー!

あんまりここの物に触ることはできないけど、ゴミ袋開けるくらいできる!

くもが掃いた埃を受け止める。

きれいになりましたー!

そのとき畳がぱかっと空いてひつじが出てきた。

ひーつじー!

いつものとおり頭のもこもこを引っ張るとなんか疲れているみたい。

ひつじもぼくの言葉わからないからなぁ…。

「社長って…大変ですね」

そっかぁ、ひつじお仕事大変なのかぁ。

こんなときはとっておきのお砂糖をかけてあげよう!

ぽっけからお砂糖を取り出して…ひつじにざばー!ざばー!

…寝ちゃった。

よっぽど疲れてたんだね、うん。

くもがなんだかジト目で見てる…くももお砂糖いる?


くももお部屋に戻って寝ちゃった…つまらなーい。

ぼくは畳の中行っちゃダメらしいからこのおうちから出られないし。

本当は行けるけど迷子になって帰って来れないのが怖い。

ぼく、よく迷うから。

早くにんげんが帰ってこないかなぁ。

どら焼き、買ってきてくれないかなぁ。


「うぱ!どうしたの!」

いつの間にか寝てた。

にんげんにゆさゆさされたのかな?

お顔、真っ青…心配させちゃった?ごめんなさい。

大丈夫、寝てただけ!

「…それならいいけど。あ、これ」

…どら焼き!なんで?

「アンタも食べたいかなって」

ぎゅー!!!

お砂糖たっぷりあげましょう!!

ええ、うぱが主役です。

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