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プロローグ


 この世界には”能力者”が存在する。

能力者とは特殊な能力を持つ者のことだ。


 能力の種類は様々で、

なんの役にも立たない能力から国の勢力図を変えてしまう程の力を持つものまである。


 例えば空を飛んだり、火を出せたり、

さらには未来を予測したり、一瞬で街1つ更地に変えてしまうような超自然的な能力を持つ恐ろしい能力も存在する。


 能力が発現するのは子供が多く、

後天的なもので発現の原因は解明されていない。

能力についての解明は容易ではなく、能力者に対しての人体実験を行う必要があり、

倫理観や道徳の面で研究はなかなか進められてない、とされていた。

しかし実際は能力者に対する非道な研究が進められていた。


 世間はそんな能力者を認知してはいたが、

まだまだ懐疑的で能力の存在を信じていない人が多かった。


 世界の国々はそんな能力をもった子供たちのために能力者の学園を設立した。

それは日本も例外ではなかった。



その学園の名前は”国立異能学園”



 この学園の目的は生徒達が能力を適切に使いこなせるようになって社会で生活していけるようにすること。

そして能力者を1つの場所に集め、

能力を悪用しようとする外部の組織から守るためである。


 しかし、それは表向きの目的。

学園の本来の目的はそれとは別にあった。

それは能力者を選別し、兵器として育てることだった。


 圧倒的な力を持つ能力者を戦争で兵器として使われるのは容易に想像でき、

既に多くの国が能力者を戦争に派遣し、自国の能力者育成に力をいれていた。


 また、能力には伸び代があり、

限界まで能力を最大限発揮すると”神の領域”に達するとも言われている。


 学園では生徒たちに様々なテストや難題を与え、

それを乗り越えることでより強い能力者に育て、戦場でも生き抜いていく術を叩き込んでいく。


 学園は小中高全て同じ敷地内にあり、

能力が発生した子供達は親元を離れてその学園の寮に入る。


 その学園は日本のとある都道府県の山の上を切り開いた場所にある。

学園の周りには能力者のために建設されたショッピングモールや飲食店・レジャー施設が作られ、一般人の観光名所にもなっていた。

学園関係者や能力者の研究関係の人間はこの街に暮らしており、

秘密裏に能力の研究が進められていた。


 主人公の鳴神日向も能力が発生し、

今年の春から高校1年生として学園に入学することになった。


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