表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

14/66

14話 彫刻の代償3


サーシャ姫が城を抜け出して、1日がたった。

城内の王家直属の部隊は焦っていた。普段から城内の安全の為に警備を完璧にこなしていても、内から外に出る人間の動きを把握する事は難しい。

城内の1室で5人が話あっていた。


「隊長まずいですよ、このまま見つからずに最悪死んでいた場合隊長の首が飛んでしまいますよ!」


「分かっている。中層まで探して見つからないという事は下層で間違いない。サーシャ姫が痕跡を断つ魔法を使っている以上仕方がない。」


部下の泣きそうな声に隊長は言った。

姫が魔法を使えなければ簡単に見つける事は出来るが、今はサーシャ姫の匂いをたどる犬のみが唯一の捜索方法だ。

堂々と捜索する為に軍を出せれば簡単だろう。しかし、第5王妃は王家の恥になると言って秘密裏に対処する方針でいる。


「隊長が死んだら次は俺が隊長かな、あはははは」


「それじゃその次は俺かな」


「それ皆首飛ぶじゃん」


焦る部下に、いつものように冗談を言う奴もいる。まぁ姫が城を抜け出す事はこれが初めてではないから仕方がない。


「お前ら明日までに見つけないと冗談じゃなく、本当に俺の首が無くなるから頼むぞ。とりあえず今から下層を探る。区画を分けて3時間後に合流見つけ次第、伝達結晶にて連絡をしろ。」


1人1人伝達結晶を渡された。これは魔力を込めると通話できる便利な魔法結晶を加工したものだ。


そうして装備を整え、王家直属の部隊はそれぞれの区画へと探しに向かった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ