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異世界帰り ~ちょっとおバカな彼女とクラスメイト~  作者: 大根工場
第一章 高校一年生~現代編~
2/26

Episode 1-2 お弁当

次の日、少女は無事登校してきた…、異常無しである。


これはその日の昼休みの一幕である。


「『先生』は何で教室でラノベを読んでるの?」


一人の生徒が尋ねる。


「それはな、先生の魔法少女好きがバレたからだ、噂とは怖いな…、先生は今職員室で腫れ物扱いなんだ…、古典の先生にも嫌われた」


「ああ、古典ちゃんね、皆に優しいから勘違いするよね…、好感度が10から2くらいになっただけだから、気にすんな!」


「…そうだな、ちなみに先生の読んでいるタイトルは魔法少女・忍伝説だ、興味あるか?」


「ほほー、『読書家』としては気になりますなー」



グルルゥー


一人の少女が重箱の弁当を食べ終える…


「お腹すいたぁー」


(あなた今たくさん食べたでしょー? クラスメイトは底知れぬ胃袋に戦慄する)


「誰か私と100円で弁当を交換しよう!」


誰も手を上げない、きっと絆の力が足りない…、300円ならいけたかも知れない。


「あ、あのね、購買部でもパンが売ってると思うの…」


「ありがとう『天使』、いざ、ゆかん、購買部ぅーー!!」


少女は5千円札を握り締めて、駆け出して行く。


…帰ってきた、たくさんの戦利品を持って…


(もしかして、全部使ったのー?)


そこに男が近づいてゆく。


「そ、それはもしやリミットファイブ・幻のUFOメロンパンではないか?、僕はその外側のカリカリが大好物なんだ!」


男はすっと母親の愛情弁当を差し出す、少女はそっとメロンパンを返す、ここに交換は成った。


その日から彼のあだ名は『UFO』だ、皆は戦々恐々だ、だが、迎え撃つ心積もりである。



そして、その6日後、


少女は大声拡散砲で全員に話かける、その方が効率的だ。


「大変だ、誰か私に “ばいと” を紹介して欲しい! ひなー彼女の母親、当然呼び捨だが、がお金を渋るんだ…」


(それはそうでしょー、1日5千円以上使えば…、私達だってそんなにお小遣い貰えないよ…、あと、お母さん、色々な意味で大変そう…)


このあと皆に “ばいと” を紹介して貰う約束をし、リネ(Rine)に1年C組のグループを作った。


To Be Continued

登場人物(あだ名) 『先生』(1/1)

『メガオタ』『読書家』『天使』『UFO』(4/30)


登場人物は徐々に開示されていきます。


お読み下さりありがとうございます。

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