Episode 6-1 体育祭 (9月)
待ちに待ったぞ体育祭、日々鍛え上げた筋肉が太陽に照らされる最高の日。
まずは、前日譚から軽いストレッチだ。
ここでは、来たる体育祭の種目決めが行われようとしとしていた。
「ハイハイハーイヽ(*´∀`)ノ♪ 私全部出たい、体力勝負なら自信があるぞ!」
(『姫』ならやりかねん…、クラスメイトは彼女を越える手段を持って何としても種目を奪取しなければならないと以心伝心した)
さて、次の種目は…
「ハイ!」
「まだくじも引いていないのだが…、もう手が挙がっているな…、本当にいいのか?、まだ種目すら決まってないんだぞ?」
「覚悟の上です!」
「…そうか」
こうして1年C組は一人のおバカによる特攻により活路を見いだし、続々と未知の種目を求め、崖下へ飛び込んで行くのであった…
皆が各種目決定前に手をあげるという暴挙をし、全然得意じゃない種目に出ることになった為、心の中で泣いた、だがもう手遅れである。
ちなみに、リレーのアンカーは『姫』に決まったが、最後にこれが残っただけである。持ってる。
さぁ、筋肉の祭典の始まりだ!
この学園では、近年公平性を重視する為に、球技や水泳も体育祭へと組み込んだ。
我が子の晴れ舞台を見たいのは皆同じだからな、皆きっと得意な種目で雌雄を決することだろう…
1~3年全てのクラスの仁義ありありの戦いである。スポーツマンシップに乗っ取られてるからね…
呼吸法を知らないおバカが無呼吸で25mを泳いだ。死ぬかと思った。
『銭湯』がゆっくりハードルを飛び越えた。
卓球の球を全部スマッシュした。
綱引きに女子力がたくさん紛れ込んだ。
水泳得意な『カジキ』も丘でピチピチ跳ねた。
皆それぞれ頑張ったのだ、お昼休憩。
1年C組、31名、輪の陣である。
「まぁ、ボロ負けだな、当然だが。先生は保護者にどう言い訳したもんか頭を悩ませているぞ、ただ、最後に勝てれば、多少溜飲が下がるかも知れないから、頑張って欲しい」
先生は『姫』へお弁当を差し出す。人に物を頼む時はまず前金である。
「頑張る!、私の手加減94%が火を吹く! はぐはぐっ」
彼女の弁当はひなが体育祭仕様で作った為、豪華だった。もう空だけど、他の人の母特製のおむすびや唐揚げ、海老フライなどをたくさん貰いまくるのであった…
皆のお弁当を頂戴する、それが体育祭で一番愉しいことだ。
そんなこんなで、アンカー戦。
「ハハァー、この超速最強韋駄天様が相手をしてやるぜ! 3年C組だ」
「俺は韋駄天2、陸上部の第二エースだ、3年A組」
「私が韋駄天3、3年を蹴落として、成り上がる者だ、2年B組」
「1年C組、『姫』、よろしく、韋駄天三兄弟」
少女は足や手に装備品をつけている。
「バカな…、パワーアンクルだと、体重差を失くし、フェアにしたというのか? 何という勝負への拘り、よろしい、全力解放!!」
『姫』以外のアンカー全員にバトンが渡った、流石は地区を代表する三兄弟だ、速い。
遅れて彼女にバトンが渡り、猛追をかける…
「多少侮っていたな、93%ぉおおー」
全員を抜き去り、ゴールした。
そのあと少女は両手に缶じゅーすを抱えて帰って来た、勝者の特権で戦利品を頂いたのだ。
To Be Continued
登場人物(あだ名) 『先生』(1/1)
『姫(主人公) (ピンク)』『メガオタ (オレンジ)』『読書家』『天使ちゃん』『UFO』『隠密 (ブラック)』『ギャル』『エース』『セッター』『リベロ』『職人』『世話焼き』『ケゴシム』『ストライカー』『委員長』『秀才 (ゴールド)』『料理部』『脳筋』『ゴリオ』『クール (ブルー)』『武士 (シルバー)』『カジキ』『ヤンキー』『銭湯』(24/30)
登場人物は徐々に開示されていきます。
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