Episode 1-1 ただいま。
巷で五月ちゃんという病が猛威を振るう中、一人の少女が雌叫びをあげた!
「帰ってきたぞぉおおおーー!!」
「授業中だから、静かにしような、…っておい、どこへ行く?」
少女はおもむろに立ち上がり、とある男の元へ向かい、こう言う。
「君の “らのべ”、本当に役にたった、ありがとう」
少女は男を立たせ、ハグハグする。
「ぶひひひぃぃいいいーー、び、美少女が、ぼ、僕に、し、紳士的な行動を取らねば、ご褒美です! ありがとぅーございます!」
男は盛大に間違えた。
(やめて、彼の免疫は0よ、クラスメイトはそうドン引きした)
「えっーと、鑑定で見れるが、“魔法少女大好き” 先生」
「グハッ、何故その事を…、必死に教科書をカバー代わりに偽装しているのに…」
(あんたそんなことしてたんかーい?、クラスメイトも驚く)
「私は今異世界から帰還した、現実の事はだいーぶ忘れちゃってるから、全教科赤点だ、補習をよろしく頼む、先生の夏休みはない!」
「ほげぇーーー、止めてください、お願いします、と、とりあえず、放課後、先生と一緒に病院な、親御さんにも連絡するぞ…」
「名前も忘れてしまって思い出せない皆共、これから1年間よろしく頼む、迷惑を掛けまくると思うが、助けてくれると嬉し…、グゥー、お腹が空いた…」
(…幸薄美少女があんな風に…、記憶喪失? 異世界? もしかして、自己紹介のやり直し?、クラスメイトは様々な考えを巡らすのであった…)
このあとめっちゃ自己紹介した。
一人の名前も覚えられなかった…
その為、全員にあだ名がつけられることとなった。
To Be Continued
登場人物(あだ名) 『メガオタ』(1/30)
登場人物は徐々に開示されていきます。
少女『そんなに一気に自己紹介されても覚えられない』
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