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斜陽  作者: 梓美卯
1/2

0.はしがき



私の人生は自堕落だったと思う。







来世では


平凡な人生を送れますように。






これが私の最後の願いです


________________________



私が彼を初めて見たのは

彼が亡くなった後でした。彼が32歳のことでした。



彼は妾の子でした。

母親は私の妹でしたが、妹と私は両親の離婚により幼少期以来会っていなかったので彼にも会った事が無かったのです。



その頃の愛人と心中した、とだけ警察に説明されました。血縁関係はあるものの彼が生きているうちに関わりがなかったもので、印象に残っているのは女の子たちにモテそうな華やかな顔立ちと不健康そうな身体だけでした。




彼の遺書には



『平凡になりたかった。


きっと来世では


平凡に生きられると信じて


私は逝きます。』



とあったそうです。






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