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河童物

魔装少女ダイカッパー

作者:須方三城
退魔士は殉職して当たり前。
すべては世のため、人のため。幼少から魔物と戦う事を宿命とし、死ぬまで戦い続ける。
これは、もはや常識。世の理。世界はそう言う風にできている。
今宵も、幼い少女が独り。震えながら刀を振るう。
いつか魔物に殺されるまで、その任と恐怖から解放される事は無い。

――イカれてる、こんな世界、狂ってる。

当然のように世を満たす狂気に、その男は反逆しようとした。
世を呪い、吠え立て、牙を剥き、やれるだけの事をやった。
……だが、及ばなかった。
男は、最期に願いを託す。
誰でも良い。あの少女に救済を。
あの少女に、人並みの幸福を。

――その願いを、聞き届けたのは――

「クァパパパ! オレがお前さんを幸せにしてやるよッ!」

今ここに――河童であるこのオレがッ! 宣言しよう!
これはイカれた悲劇的世界の終幕ッ!
そして、愉快な笑劇的反逆の開幕であると!
ククク……クァーパッパッパッパ!
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