想わぬ事故
2月27日
満州共和国 午後2時
ロシア連邦と満州共和国の間にあるハンカ湖で
双方の国民が違法操業(密漁)をしていた
10年近く前は、当時の中華人民共和国の農地開拓による土壌汚染があったが
満州共和国になった後
自然保護が強化され
湖周辺の農地開拓は禁止されている
現在は、湖での密漁が問題になっており
双方の警備が強化されていた
ロシアでは、極東軍が日本方面で忙しいため、国境警備隊と民間武装警備会社
満州共和国では、満朝警備保障と国境警備隊、満州陸軍国境即席防衛隊が警備していた
だが、それをすり抜けて漁業をするものも多く
午後2時24分
事故が起きた
水域上、満州共和国に当たる場所で
ロシアの漁業者と満州陸軍国境即席防衛隊が衝突し
密漁者二名を射殺すると言う最悪の事故だった
さらに四分後
別の場所で国境上で両国の国境警備隊が漁民射殺の情報でロシア側が発砲
銃撃戦となり
満州陸軍国境即席防衛隊が本国に緊急打電し
ロシア国境警備隊も極東軍とモスクワ政府に緊急打電し
翌日の満州共和国時間 午後6時
ロシアは、遂に満州共和国に対して
3/3までに禁輸政策撤廃をしない場合
国交断絶を通達
一方で満州共和国 軍部でも 制服組と軍服組で内紛が起きていた
制服組は、柊大統領及び議会の意見優先としているが
軍服組は、二派に分裂していた
沿海州武力制圧派
ロシアの暴挙阻止と400年前の領土奪回を目標に
朝鮮治安維持増備派
第二次日露戦争による
旧高麗民国と朝鮮人民共和国の治安悪化を抑制するための軍による治安維持出動
沿海州武力制圧派は、大きく言うと
旧蝦夷人民共和国から脱出や移民できた人員と満州出身軍人、ロシア国境配備師団
朝鮮治安維持増備派は
ピョンヤン出身組や朝鮮南部配備師団
柊大統領は、
国境付近の民間委託警備を全て
朝鮮方面に移動させ
軍の精鋭部隊の7割を満ロ国境に配備させた
柊大統領は
マルク副大統領をソウルに常駐させる異例の命令をだし
自らは、長春で指揮に当たっていた
それは、満州政府上層部の覚悟の表れだった
続く




