風が来る
日本時間9月5日午後二時
アメリカから暗号回線で外務省に、ロシア軍の日本海横断計画の情報が届いた
午後四時
青川首相、嶺石国防大臣、連邦陸軍幕僚長、連邦海軍幕僚長、岸山外務大臣、細谷警務局長からなる、
国家安全保障会議が始まった
「二時間前、アメリカ政府から、ロシアが日本海横断計画を立案している情報が入った、高確率で、樺太奪還のための人質計画だと思われる、嶺石」
「はい、現在の連邦軍との交戦ですと、先の日本海横断計画だとする場合、間宮海峡を渡り、樺太上陸戦は、可能性は低いと思われます、続いて、東陸道日本海沿岸上陸の場合です。現在の場合、6割の可能性で上陸される危険性があります」
その時、岸山外務大臣が割って入った
「6割だと」
驚く岸山外務大臣に海軍幕僚長が説明を始めた
「今、現在の日本連邦海軍は、統一前より日本海側の艦艇は減少しており、艦艇の2割がインド洋とソマリア近海の哨戒任務及び日本への貨物船護衛に当たっています」
その言葉に、誰もが頷いていた
嶺石大臣が発言を始めた
「この場合、上陸予想箇所は、概ね三ヶ所で、能代港、秋田市の土崎港、桂浜海水浴場が有力候補とされています」
「内陸部などへの侵攻は」
「横手盆地への侵攻の危険性はゼロとは言えませんが、大規模な侵攻はロシアが制空権を確保した上で空挺部隊を動員されない限りあり得ないと思われます、これがルートアルファになります
続いて、ベータルートでの推測に入ります、ベータルートは、佐渡への強襲上陸を軸に、新潟占領もしくは東京空襲を行われる案です」
「この場合、シュミレートは」
「正面衝突でいくと、確実に撃ち破れます」
「と言うと」
細谷警務局長が質問する
「新潟州は、日本海側の海と空の玄関口とされ、ロシアや第三国籍の貨物船や旅客機に特殊部隊を民間人に偽装して占領する可能性があります」
「その場合のシュミレートは」
「最悪の場合、15時間で州都が占領される計算になります」
「半日でか」
「無論、30時間耐えきれば、第一師団を主軸とした増援で拮抗し、72時間以内に制圧できる計算です」
様々な意見が出る中、青川首相が呟いた
「問題は、満州共和国だ」
全員が頷いた
「8月に行われた、ソウル会議で、開催国の柊大統領は、プロム大統領の問題発言で、ロシアと険悪状態になっています」
「それは、私もすぐそばにいたから知っている」
「総理、確か餃子ににんにくが入っていないこともいってましたよね」
「ああ、後で中国では餃子の具ににんにくを入れないことを知って驚いたよ」
「下手したら、満州共和国が日本とも手を切る危険性もあったんですよ」
岸山外務大臣が厳しく言った
「確かに、その点で言えば、伊部さんの外交は穏和的だったな、学園関係でトラブル起こさなければ、東京五輪まで総理やり続けただろうに」
「その点で言えば、青川総理は、完全録音主義でしたよね」
「ああ、何でも記録しておかないとな」
伊部さんは、複数の学園の建設補助を主導したと言うことで、完全に気力を失い、入院生活を送っている
次回も水曜日ですが
投稿時間が午前9時の予定で
次々回は
午後9時投稿です




