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戦いの道  作者: 鈴夜
暗殺計画
18/41

箱の中

留置所で飯を食べる義哲

そこに、通常なら来るはずがない男が来た

「久しぶりだね、銀義哲」

「柊か」

「残念だったねぇ、自爆作戦でいけば殺せたのに」

「大統領、不謹慎ですよ」

「とりあえず、裁判では好き勝手喋っていいよ、事実確認するから」


「ふん」


「ついでに、メイフォンとはどこであった」

柊の質問に義哲はスープを飲んでから答えた


「イラン、デズフールで偶然あった、3年ぐらい前だ、その後はこっちはオーマンで地道に金を貯めて、メイフォンはソマリアでI宗教軍の名を語って、資金、食料、弾薬を調達していた」


「そうか、じゃあな」


柊は、あっさり帰っていった



在満アメリカ大使館

「エレン大使、すみませんね、急に、明後日のソウル会議を前に」

「いえ、かまいませんよ、それより急な来訪と言うことは、CIA目的ですか」

「ええ、メイフォンと言う男について何か知らないか、ソマリアでI宗教軍にいた話だが」

「さすがに、こちらとしても」

「大使、そこは私が」

「ラスルド」

エレン大使は突然の男の来訪に驚いた

「エレン大使、彼は」

「ええっと」

「CIA作戦本部東アジア部所属ラスルドです」

「CIA作戦本部東アジア部か」

「何か」

「何でもない」

「情報本部の件で恨んでいるんですか」

「ああ、あいつ(蝦夷人民共和国最後の道東管区長)の逮捕に協力したのはCIAの情報本部が手を打ったからと言う話を聞いた」

「ええ、古川マルクさんも逮捕目前に追い込んでいました」

「だが、マルクは逃げ延びてしまい、私はロシアを後ろ楯にして亡命、副島は南側の統一反対勢力の協力で亡命した」

「ええ、話を戻しませんか」

「ああ、すまない」

「エレン大使、退室してもらえますか」

「ええ、分かりました」


エレン大使が退室し、二人だけになった

「ここからは、二人だけの会話だ」

「ええ、お願いします」

「メイフォンは、I宗教では過激的であり、5年前はトルコにも来ていたことがあった、そこで警官と揉め事があったらしく、母国に送還、その後、義哲と出会ったものと思われるな、其処からは偽装パスポートでも使ったんだろう、足取りが全くつかめなかった」

「そうですか」

「明日のソウル会議、こちらも相応の諜報をする、覚悟してくれ」

「ええ、たかが、日露の会議にうちも参加することにしただけですから」


続く



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