夜明けは見えず
満州共和国 大統領官邸
柊昇一大統領は、満州司法局の局長と会談していた
「今の世界は暗闇からなかなか出られない状態だな」
「ええ、それと大統領、4時間前にインドネシアから木浦に貨物船フルーグが到着したのですが」
「普通は税関ですむ話だろ、なぜ私に」
「積み荷リストの記述になかったものが、発見されました」
「何だね」
「C-4、プラスチック爆弾の材料でした」
「なるほどね、爆殺の危険があると言うわけか」
「それと、当該の貨物船の乗組員2名も行方不明であることも判りまして」
「つまり、その二人が暗殺計画メンバーの一員と言う可能性があると」
「乗組員の名前は」
「まだ、そこまでは、ただ、一人は朝鮮人でもう一人はイラン国籍だと言うことぐらいです」
「そうか」
その時、局長の携帯に電話がなった
「失礼、ああ、私だ、...............分かった、大統領に報告しておく、大統領、残念なお知らせです」
「何だ」
「銀義哲が例の貨物船に偽名で搭乗していたことが判明しました」
「やはりか」
「それと、義恩氏の行方も掴めました、大邱でパトロール中に発見しましたが、振りきられたそうです」
「予想はついた、恐らく暗殺予定日は、8月24日、10年前、朝鮮人民軍が大田制圧に成功した記念日だろう。南部で犯行を行うならそこしかない」
「ですが28日に行われるソウル会議を狙う可能性も」
柊は、それはサブだと考えた
そして策を練る
続く
次は、方向が一旦日本に移ります
投稿予定日も、火曜日になります 投稿時間は同じです




