ガラスのハート
テストは無事に終わり、安堵の溜息を吐いていた。
すると、はるちゃんと、ともちゃんが来た。
毎回来てくれるのがすごく、すごく嬉しい。
でもいつか、来てくれなくなるのかな…?
私ははるちゃんが大好きだから、そうなると心が傷ついて悩んで落ち込んで、散々なことになると思う。
だって、前だってそうだったんだから。
【回想】
それが起こったのは、2年生から3年生にあがったときだった。
私ははるちゃんと、ともちゃんと、あまねと、歩美ちゃんと同じクラスで、結構頻繁に話をしていた。でも、いつも一緒にいたわけではない。
だって、私は元々、他の子と仲良くしていたから。
でも、私以外の4人はずっと一緒だった。その姿を見ていると、すごく友達っていう感じで、この4人なら私も仲良くなれるかもしれない…と愚かなことを考えていた。
私は4人と一緒に遊んだ。でも、楽しくはなかった。
4人は私のわからない話をするのだ。
1年一緒にいなかっただけでこんなにも差があるんだ…。もう、1人寂しい思いをするのが怖い。私だけわからないのが怖い。遊ぶのが…怖い。
それからずっと、会う度に、遊ぶ度に、愛想笑いをしてしまった。4人の前で本当に笑ったことなんて、ない。
そんな毎日の終わりを告げるように、クラス替えはやってきた。
はるちゃんとともちゃんは6組。あまねは2組。歩美ちゃんは4組。私は3組。
とてもいい感じに分かれたと思った。でも、正直、はるちゃんと離れたのは悲しかった。だから、はるちゃんにメールを送った。
{はるちゃんとクラス離れて悲しい}
返事は、
{うん}
ただ、それだけだった。相手も悲しんでくれているのか、それともただ興味がなくて適当に返事をしただけなのか、私はそれが知りたかった。だから、聞いた。
{その、うんってどういう うんなの?}
返事を待つ間、私はずっと心臓がばくばくしていた。はるちゃんは、私のことどう思ってるんだろう。どう、返信してくるだろう。すると、はるちゃんは…
{どうでもいいってこと。}
あぁ、そうか。今まで一緒にいてこれなんだ。これだけしか仲良くなれないんだ。仲良く…なりたかったなぁ…。
涙がこみ上げてきた。泣いてはいけない、だめだよ、我慢してよ…
私は声をあげて泣いた。
はるちゃんへの返事は{そっか。ごめんね。}と私の傷ついた心を隠すように素っ気なく言った。




